看護師が退職を考える7つの悩みと5つの解決策!

不安なく睡眠とれていますか?

食事は食べれていますか?

 

ここでは、やめたいほどの悩みを抱える看護師さんへ向けて、それぞれの悩みとその解決策を紹介しています。

解決策はちゃんとあるので、あまり思い悩まずに読んでもらえると良いと思います。

 

看護師が退職を考えるほどの悩みと解決策をストンと理解することができます。

 

看護師が病院をやめたい理由と退職理由とは?

まず厚生労働省医政局看護課の「看護師として退職経験のある者の退職理由」では以下の結果となります。

厚生労働省でとった「看護師の退職理由」

 

厚生労働省のアンケート結果によると、

 

1位「出産・育児のため」22.1%

2位「その他」19.7%

3位「結婚のため」17.7%

4位「他施設の興味」15.1%

 

と、厚生労働省のアンケート結果では前向きな結果となっているのがわかると思います。2位はよくわかりませんが・・・

どうですか?当てはまりますか?

なんだか違和感があると思います。

 

実際に私の周りで退職した複数の現役看護師の人たちの話を聞くと、退職理由としては

「全然自分の時間がない」

「残業が多すぎる」

など後ろ向きの意見しか聞かれず、厚生労働省のアンケート結果とは整合性がとれませんでした。。

 

次に当社が2020年春に独自にとったアンケート結果では、以下のような結果となっています。

当社でとった「看護師が病院をやめたい理由」

 

1位「業務が多忙」22.7%

2位「人間関係が悪い」21.2%

3位「残業が多い」13.6%

4位「その他」9.1%

 

当社独自アンケートの結果では、後ろ向きの意見が多いことがわかりました。

どうでしょう?

この結果の方がしっくりきませんか?

私の周りで聞く意見とも一致する点が多いです。

ここから、看護師の表向きの退職理由と、潜在的なやめたい理由は全く違うということが分かったと思います。

 

ここからはより整合性のある当社独自アンケート結果から得た病院をやめたい理由をもとに話を進めていきたいと思います。

 

看護師が病院をやめたい7つの悩み

① 業務が多忙「病棟の忙しさが尋常じゃない!」

病院をやめたい理由第一位は「業務が多忙」になります。

ここに戦場の絵を載せましたが、病棟はまさに地獄のような戦場です。

定刻1時間前からの山のような情報収集、休憩時間もあってないほどの業務量、予測不能のナースコール、患者の容体急変、終わらない記録などなど看護師の業務はまさに多忙を極めます。

昨今では新型コロナウイルスの感染予防対策なども現場を混乱に陥れています。

勿論、病院によっては、ばたつかずに勤務できているところもありますが、殆どの一般病院ではまず上記のような光景が繰り広げられています。

以下の口コミからも看護師は多忙であることがわかると思います。

 

口コミ

東京都:Mさん(30歳・男性)

私自身も看護師になる前から、「看護師は忙しい仕事」とは聞いてるので、ある程度忙しくなることは覚悟していましたが、想像を絶する忙しさでした。。。

私は脳外へ勤めていたのですが、毎日毎日入院受けやら退院出し、OPE出し、カテ出しと常に何らかのイベントに振り回されました。

また脳外という病棟柄、患者自身も疾病後で、うまく身体を動かせない患者さんが多く、常に介助を要しました。

食後などはナースコールもひっきりなしに鳴っており、コールセンターのようでした。

患者の状態を考えるとしょうがないとはいえ、常に弾が飛び交っている戦場のような忙しさでした。

昼休憩が1時間あっても、午後に検査があるときなどは、10分ほどで切り上げて、午後の準備や記録をしたりしていました。

休憩が取れないことだって間々ありました。

正直、看護師をなめていたかもしれません。

完全に想像の域を超えていました。

これを当たり前に飄々とこなす看護師はほんとスーパーナースだと思います。

自分は毎日体力ぎりぎりまで仕事をして、次の日も回復しきれずに、またぎりぎりまで体力を削っての繰り返しで、8年も経つ頃には、体力バーはほぼなくなっていました。

売れているタレントってこんなんなの?というように、毎日分刻みのスケジュールで業務を遂行していました。

忙しい病棟に勤める看護師はもれなくひな壇のタレント並みのスケジュールをこなすことになるでしょう。

 

 

② 人間関係が悪い「空気感がきついって、、」

病院をやめたい理由第二位は「人間関係が悪い」です。

どんなに仕事が忙しくても、どんなにサービス残業があろうとも、どんなに給料が安くとも、職場の人間関係が良かったら、何とか食らいついていけるものです。

習い事だって、部活だって、そうした環境でも良き仲間がいることで、乗り越えてきたのですから。

ですが人間関係が悪い職場というのは退職希望者が列をなします。。。

人間関係が悪い職場には次の特徴があります。

 

①上司や先輩看護師に感情的な人が多い

上司や先輩看護師が感情的な職場というのは、職場の雰囲気が澱みやすいです。

こういった職場は、新人など意見が言いづらい立場の人や自分の意見を伝えるのが苦手な性格の人にはきつい職場と化します。

理由として感情的な人と仕事をすると、常にその感情に振り回されることになるからです。

病棟がゆったりしていようが、上司の機嫌が悪かったら、雰囲気は悪くなりますし、多忙な時はもうそこには鬼がいますので、酸素飽和度が下がるほど、息苦しい空間が生み出されます。

正直本来患者に向けるエネルギーを、上司や先輩看護師のご機嫌取りに使わなければならないのは、完全に間違ったエネルギー使い方です。

 

小島ぴーや

新人がステーションより患者のところにいっている時間の方が長かったら、ステーションの居心地が悪いと思っているサインかもしれません。

やー中山
落ち着くところが、ステーションではなく、患者のところになったら、正直どちらが患者かわかりませんね

 

口コミ 感情的な師長はいらない

東京都:山田 花子(24歳・女性)

私の職場では師長が感情的な方でして、あまりの多忙さ故か、常に怒号が飛び交い、患者の状態報告をしても、機嫌によっては「それで?」とオウム返しのような状態が続いたり、「はぁー。。」と呆れたような溜息を吐いてきたりと、いちいちこちらが気になるような態度をとってきます。

また仲の良い人には仕事中でも私語全開で笑顔で話して、嫌いな人には冷めく細い目を向ける師長でした。

師長の機嫌により、病棟の雰囲気が悪くなることなんて日常茶飯事のことでした。

師長と一緒に休む休憩時間なんてのは完全に休憩時間ではありませんでした。荒行です。

ほんと出勤はじめには師長の情報収集が必要なほどでした。

口に出しては言えませんでしたが、最低な師長だと思いました。

 

 

②女性が多すぎる

一般的に女性が多い職場というのは、男性が多い職場に比べて、雰囲気にムラがあります。

女性は男性に比べてきっちりしている方が多かったり、ホルモンバランスが崩れやすいことが要因の一つかもしれません。

良い雰囲気の時は、とても雰囲気良く素早く仕事ができますが、ムラのある日だと、ピーンと張りつめたヒリヒリする空気感が漂っている時もあります。

そのため、ハートの弱い新人には雰囲気に耐えられず、看護技術が問題ではなく、職場の雰囲気を理由に早期退職するケースも多々あります。

このように感情的な女性の多い職場というのは、病棟全体に失敗ができないといった緊張感に包まれやすく、ぎすぎすしやすいです。

 

③暇な職場

経験上、暇な時間が多くやることの少ない職場というのは、陰口や悪口が飛び交いやすいです。

そういった職場では、看護師Aさんがいない時にはBさんとCさんがAさんの陰口を話し、Bさんがいない時にはAさんとCさんでBさんの陰口、Cさんがいない時にはAさんとBさんでCさんの陰口を言うといった謎の形が生まれます。

ことお話好きの人達が集まる日は、最悪な陰口合戦が繰り広げられます。

 

逆に忙しい職場は陰口や悪口で人間関係が悪くなるといったことは少なく、単に仕事ができないと評価を下げていくだけです。

正直陰口を叩く暇がないことや協力しないと仕事が回らない傾向があるからだとは思います。

 

このように暇な職場というのは、体力的に楽でも陰口や悪口が生まれやすい精神的に辛い環境がつくられている可能性があるので、注意が必要です。

 

 

③ 残業が多い「残業半端ない」

病院をやめたい理由第三位は「残業が多い」となります。

 

まず一般病院の超過勤務状況を日本看護協会のデータから示します。

*出典:公益社団法人日本看護協会

 

日本看護協会の結果によると、看護師の超過勤務時間は毎月平均18時間46分あり、このうちの10時間43分はサービス残業で、8時間2分は残業として申告できた分との結果が出ています。

残業時間全体の40%しか残業代が認められていないのが看護業界の現状です。

 

以下に残業に苦しめられている看護師の苦しい胸の内を紹介します。

 

口コミ 病院の実態

東京都:ゆみさん(23歳・女性)

私の病院は一日2時間越えの残業は極普通にありました。

単純に月に20日勤務していると単純に40時間は残業していたことになります。

毎月漏れなく40時間以上は残業、多い月は冗談抜きに60時間以上はしていました。

中には、日勤者で夜中まで残っている方もいたので、わけわからない病院でした。(これは正直引きました・・・)

ですが、多くても一日30分までの残業しかつけれないお達しが上層部から出ていたので、最も多く取れても一日30分×20日分=10時間分しか帳簿につけることができませんでした。

ここまででも到底納得できないのですが、更に納得できないのは、10時間分帳簿につけても、半分以上残業が認められないということでした。怒

これは流石にわなわな震えました。。。

その為、基本的には毎月3~5時間分ほどの残業代しかもらえませんでした。。。

月合計40~60時間の残業が計3~5時間分しか認められないって、すごくないですか。?

更にいうと、うちの病院は勤務1時間ほど前に来て、情報をとらないといけない雰囲気があり(情報をとっていないと仕事に差し支える)、当然前残業も出ないので、毎月20時間は朝の情報をとる時間に使っていました。

仕事上必要になる情報収集や準備が勤務時間外っておかしくないですかね。?

どっからどう考えても、仕事していると思うんですけどね。。。しかも全力で。。。

その為、朝の情報収集も仕事に含めると、毎月最低60時間以上、多い月で80時間以上は残業していました。。。

で、繰り返しますが、残業代3~5時間分ですw

 

完全にブラック企業でした。

 

だけど病院の実態ってどこもこんなもんなのかなと諦めています。


東京都:Sさん(24歳・女性)

私の病院は、残業することに対して個人の能力の問題と片づけられるので、残業代が出ることはありません。

私も当時はそうなんだと理解するように努めていました。

ですが、ある日定時終了10分前にOPEから戻った患者がいて、当然残業をして帰りました。

でも、当然のように残業代は支払わされませんでした。

でも、こういった状況の場合、どうやって定時で終わらせろって言うんですかね!?

能力以前の問題だと思うんですが。。。

 

来年で3年経つので、早く辞めたいです。

 

こうした残業について「患者さんのためだから」「個人のスキルの問題であり、能力のある人なら時間内に仕事を終えられる」という理由をつける病院幹部の多いこと多いこと。

正直これは由々しき問題です。

 

 

④ 休みが少ない「休みって何?」

看護師のやめたい理由第四位は「休みが少ない」となっています。

 

当然ですが殆どの病院で、余分に人員を確保するほどの余裕はありません。

まして退職希望者が列をなしているような病院では、誰一人休むことができません。

休むことはその分の膨大な業務を誰かが背負わないといけなくなるためです。

なので基本発熱くらいでは休みません(休めません)。

 

病院によっては、体調不良などで休んでも、その月のどこかでその穴埋めに出勤しないといけないところもあります。(有給を使わせてもらえません。。。)

有休は労働基準法により一応発生はしていますが、厳しい病院経営のところだと当然使用できず、寧ろ捨てる為のものです。

一体どこに有給が発生しているのか教えて欲しいです。居酒屋で「有給使えない」と愚痴ることでしか有給ワードの使用方法がわかりません。。。

更に年間休日数も少ないところですと、休むということは結局自分で自分の身を削るだけなので、とてもきついものとなります。

 

 

⑤ やりたいことが見つかった

これは今までの退職理由に比べて、前向きの理由であり、受け入れやすいものではあります。

一度は看護師として働いてみたけど、もともとやりたいことが別にあったり、看護師として働くことで新たにやりたいことが見つかったケースもあると思います。

①もともとやりたいことが看護師以外にあったケース

人生は有限なものであり、時間はどんどん過ぎます。

私自身現在40代になりましたが、若いときもっといろいろチャレンジしておけばよかったと思っています。

「末期がん患者の人生への後悔」でも同様に「チャレンジしておけば良かった」という回答が上位にあります。

でもこの言葉自分も若いときは散々親に言われてきましたが、「今は忙しい」「来年チャレンジしたい」「30歳になるまでにはチャレンジしたい」など適当な理由を付けて結局チャレンジしてきませんでした。

現在40代です。

20~30代の方へ警告しておきます。

ほんとにあっという間に40代、50代を迎えますよ。

冗談抜きに何かやりたいことがあるなら絶対チャレンジしてみるべきです!今すぐにです!

 

看護師という国家資格はとても強い資格ですので、チャレンジして敗れても、職にあぶれることはないので、どんどんチャレンジです!

 

 

②看護師として働くことで新たにやりたいことが見つかったケース

看護師を経験したからこそ、新たにやりたいことが見つかったケースもあります。

「最先端医療を学んでみたい」「専門看護師になりたい」「海外看護師として働いてみたい」「看護師としての経験を生かして企業で働いてみたい」「海外ボランティアをしてみたい」など看護師として働くことで見つかる夢も沢山あります。

こういった夢も、①同様、思ったら、立ちあがって、まずはやってみてください。

「やる前に考えるのでなく、やってから考える」このスタンスでいいのです。

 

 

⑥ 結婚・妊娠

第6位にライフイベントの変化からくる「結婚・妊娠」がランクインします。

女性は男性に比べて、ライフイベント変化の機会が多くあり、結婚や妊娠もその一つとなります。

妊娠の場合だと、休職する看護師さんもいらっしゃいますが、妊娠を機に退職する看護師さんもいます。

また産休・育休に後ろ向きな病院もあり、そういった病院では退職を勧奨されるケースもあります。

中には退職したいために、妊娠を狙う看護師さんもいます。

何にせよ、安全に子供を産めることが一番大切なので、こういった理由での退職は仕方のないことだといえます。

 

 

⑦ 安い月給「高給だと思っていたけど計算してみたら安月給・・・」

看護師の平均年収は480万円と一見病院をやめたい理由とは程遠いようですが、実際に給料を理由に退職する看護師は沢山います。

理由として看護師は夜勤をして、この平均年収だということです。

看護師は夜勤をしないと年収が80万前後変わるので、夜勤なしでは平均年収400万円前後となります。

これは一般労働者の平均年収441万(2020年度国税庁調査より)より少ないことがわかります。

しかも重労働なので、割に合わないと感じている看護師さんは多いです。

因みに地方は更に給料が下がります。都市部に比べて年収100万以上は違うので、地方の方がこの給料に関する悩みは深刻です。

そのため、給料を理由にやめたいと考えている看護師さんは沢山います。

これらが病院をやめたいと考える7つの悩みとなります。

 

 

次にこれら悩みに対して、選べる3つの解決策を紹介します。

 

やめたい悩みの5つの解決策

メンタル・体力があるなら抗う

メンタルや体力に自信がある方は、このまま続ける選択もありだと思います。

数ある迫りくる悩みを柔軟に考えることができたり、急患の対応や残業などあっても体力で解決できているうちはまだ大丈夫だと思います。

ただ仕事を続けていく中で以下の症状がでてきたら今すぐに抗うのをやめてください。

★睡眠の変調(眠れない、中途覚醒、熟眠感がない)

★食欲の低下

★易疲労感

★頭痛・肩こりなど体調の変化

これらが見られてきたら鬱の症状ですので、直ぐに抗うことをやめてください。

 

 

異動

仕事を続けることにあまりにも辛くなるようでしたら、師長など上司へ相談して、異動を考えてもらうのも手だと思います。

異動でなら、わざわざ病院を退職する必要もないので、別の病院へ転職するよりはストレスもそれほど掛かりません。

現在の病棟で燃え尽きそうな看護師さんは一度相談してみましょう。

 

 

休職

異動が難しく、退職することも難しいと考えている方は、一度休職してみることも良いと思います。

また既にうつなどの診断を受けている方は、私傷病手当金をもらいながら休職することも可能です。

休職することで、少し自分を見つめたり、休息する時間をつくることも、長い人生にとって必要な時間でもあります。

 

 

勤務形態の変更

仕事があまりにも多忙でついていけなくなったら、日勤のみ勤務やパートへ変更してもらうのも一つの解決策となります。

パートなどに変更してもらい、委員会や業務量などを減らしてもらうことは、気持ちの上でも、肩の荷が降ります。

わざわざ仕事をやめなくても、こうした変更により、今までの職場で仕事を続けていくことができるので、現在の勤務形態で参っている看護師さんは一考してもらってよいと思います。

 

 

退職・転職

上記解決策でも、解決できそうにない場合は、退職・転職も視野にいれて良いと思います。

皆さんご存じの通り、看護師は万年人材不足のため、いくらでも勤め先を見つけることができます。

看護師は生涯で3回転職するというデータもあることから、退職・転職に対して重く受け止める必要はないといえます。

 

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以上が「看護師のやめたい7つの悩みと5つの解決策」になります。

 

今回特集した記事は一般の看護師さんの悩みとなりますが、世代やキャリアによっても看護師さんの悩みは違います。

以下の記事で、それぞれの悩みについても特集しているので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

 

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