不安なく毎日眠れていますか?
食事はしっかり食べれていますか?
ここでは、やめたいほどの悩みを抱える看護師さんへ向けて、それぞれの悩みとその解決策を紹介しています。
世の看護師が病院をやめたい理由
まず厚生労働省医政局看護課の「看護師として退職経験のある者の退職理由」では以下の結果となります。
厚生労働省でとった「看護師の退職理由」
厚生労働省のアンケート結果によると、
1位「出産・育児のため」22.1%
2位「その他」19.7%
3位「結婚のため」17.7%
4位「他施設の興味」15.1%
と、厚生労働省のアンケート結果では前向きな結果となっているのがわかると思います。2位はよくわかりませんが・・・
どうですか?当てはまりますか?
なんだか懐疑的に思いませんか?
実際、私の周りで退職した看護師さんたちに話を聞くと、
「常にピリピリした職場の雰囲気が嫌だった」
「忙しすぎて残業ばかりだった」
など後ろ向きの意見ばかりであり、厚生労働省のアンケート結果とは整合性がとれませんでした。。
次に当社が2020年春に独自にとったアンケート結果では、以下のような結果となっています。
当社でとった「看護師が病院をやめたい理由」
1位「業務が多忙」22.7%
2位「人間関係が悪い」21.2%
3位「残業が多い」13.6%
4位「その他」9.1%
当社独自アンケートの結果では、後ろ向きの意見が多いことがわかりました。
どうでしょう?
この結果の方がしっくりきませんか?
私の周りで聞く意見とも一致する点が多かったです。
ここから、看護師の表向きの退職理由と、潜在的なやめたい退職理由は全く違うということが分かったと思います。
ここからはより整合性のある当社独自アンケート結果から得た病院をやめたい理由をもとに話を進めていきたいと思います。
看護師が病院をやめたい7つの悩みと対処法!
① 業務が多忙「病棟の忙しさが尋常じゃない!」
病院をやめたい理由第一位は「業務が多忙」になります。
ここに戦場の画像を載せましたが、病棟はまさに地獄のような戦場です。
定刻1時間前からの山のような情報収集、昼休憩・トイレ休憩もまともにとれない、予測不能のナースコール、患者の容体急変、終わらない記録などなど看護師の業務はまさに多忙を極めます。
昨今では新型コロナウイルスの感染予防対策なども現場を混乱に陥れています。
勿論、病院によっては、ばたつかずに勤務できているところもあります。
でもそれはほんの僅かであり、殆どの病院ではまず戦場です。
以下の口コミからも看護師は多忙であることがわかると思います。
- 口コミ 想像を超える忙しさ
- 東京都:Mさん(30歳・男性)
私自身も看護師になる前から、「看護師は忙しい仕事」とは聞いてるので、ある程度忙しくなることは覚悟していましたが、想像を絶する忙しさでした。。。
私は脳外へ勤めていたのですが、毎日毎日入院受けやら退院出し、OPE出し、カテ出しと常に何らかのイベントに振り回されました。
また脳外という病棟柄、うまく身体を動かせない患者さんが多く、常に気を張って仕事をしていました。
食後はナースコールもひっきりなしに鳴って、、
患者さんの状態を考えるとしょうがないとはいえ、想像を遥かに超える忙しさでした。
昼休憩が1時間あっても、午後に検査があるときなどは、10分ほどで切り上げます。
準備や記録があるからです。
休憩を目いっぱいとったら、それだけ午後の業務に降りかかってきます。
だから休憩はまともにとった記憶がありません。
正直、看護師をなめていたかもしれません。
完全に想像の域を超えていました。
ひとこと
病院のナースコールが鳴りっぱなしの時って通販のコールセンターかと思うほどのラッシュですよね。
特に食後、寝る前のコールラッシュがすごいですよね。
毎日体力ぎりぎりまで仕事をして、次の日も回復しきれずに仕事へ行く。
次の日もその次の日も、、、体力バーは常にぎりぎりです。
ほんと売れているタレントってこんなんなの?と思うほど、一般病院は分刻みのスケジュールで業務をこなしますよね。
そりゃあ、病院をやめたい理由第一位に輝くのも納得です。
辞めたい気持ちを抑えて毎日を乗り切る対処法は?【業務が多忙編】
タイムスケジュールを確認してやや前倒しに行動する。
病院では急変があったり、患者の動作速度も違うので、スケジューリングをしても予定通りにはいかないものです。はじめのうちは5~10分前には行動できる・しておくと良いでしょう。
イレギュラーを想定内として捉える。
急変や急患が重なったりなど病院ではイレギュラーがつきものです。スケジュール通りの行動は大切ですが、あまり細かく設定しすぎると想定外のことが起きた時にてんぱります。余裕をもったスケジュールにしてイレギュラーも想定内にできるようにしておきましょう。
効率化を考える
まずは自身が行っている業務に非効率なところがないか確認してみるのが良いと思います。患者のところへ行った際には、聞くべきこと、やるべきことをまとめて行うようにして、何度も往復しないようにする。
検査やオペ時の手順や必要物品などを実際に準備できるようにしておく。病院によって医療器具の商品名が違ったりするので、実際に勤めている病院の手順や必要物品で準備できるようにしておく。自分用のあんちょこを作るのも一つの解決策となります。
「仕事が速い」=「仕事ができる」という考え方について
ただ知っていてほしいことは
「仕事が速いこと」=「仕事ができる」とはならないということです。
仕事が速いことは単に特徴の一つです。
仕事ができる人は周りと協力して同じ目的を達成できる人です。
目的とは病棟目標であり、組織の理念です。
どんな組織でもこれは共通です。
仕事が速くても周りと協力できなければ単なるひとりよがりです。
もちろん仕事が速いのが悪いというわけでありません。
「丁寧な人」「気遣える人」「引っ張れる人」だって組織が着実に歩んでいくために必要な人材です。
組織とはお互い足りないところを補い合いながら一つの目標へ向かう集団です。
大切なのでもう一度言います。
仕事ができる人は周りと協力して同じ目的を達成できる人です。
② 人間関係が悪い「空気感がきついって、、」
病院をやめたい理由第二位は「人間関係が悪い」です。
どんなに仕事が忙しくても、どんなにサービス残業があろうとも、どんなに給料が安くとも、
職場の人間関係が良かったら、何とか食らいついていけるものです。
どんなに辛い部活だって、気の合う仲間がいたことで、乗り越えてきましたよね?
ですが人間関係が悪い職場というのは退職希望者が列をなします。。。
人間関係が悪い職場には次の特徴があります。
① 感情的な上司がいると人間関係が乱れやすい
感情的な上司や先輩看護師がいると、職場の雰囲気が澱みやすいです。
Topが空気感をつくるからです。
こういった職場は、常にピリつきます。
新人など立場の弱い人や気遣い屋さんにはきつい職場と化します。
感情的な上司がいると常にその感情に振り回されることになるからです。
上司の機嫌が悪かったら、病棟がゆったりしていようがゆっくり仕事をすることはできません。
多忙な時は目も当てられません。
患者用の酸素飽和度を自分につけたいほど、息苦しい空間が生まれます。
本来患者に向けるべきエネルギーを、上司や先輩看護師のご機嫌取りに使わなければならないのは、完全に無駄であり本末転倒です。
- 口コミ 感情的な師長はいらない
- 東京都:山田 花子(24歳・女性)
私の職場では師長が感情的な方でして、あまりの多忙さ故か、常に怒号が飛び交い、患者の状態報告をしても、機嫌によっては「それで?」とオウム返しのような状態が続いたり、「はぁー。。」と呆れたような溜息を吐いてきたりと、いちいちこちらが気になるような態度をとってきます。
また仲の良い人には仕事中でも私語全開で笑顔で話して、嫌いな人には冷めく細い目を向ける師長でした。
師長の機嫌により、病棟の雰囲気が悪くなることなんて日常茶飯事のことでした。
師長と一緒に休む休憩時間なんてのは完全に休憩時間ではありませんでした。荒行です。
ほんと出勤はじめには師長の情報収集が必要なほどでした。
口に出しては言えませんでしたが、最低な師長だと思いました。
ひとこと
禿同です。
感情的な人に割くエネルギーがほんと無駄ですよね。
こういう師長がトップだと、受け持ち患者だけでなく師長も受け持たなければならず、患者プラス1となるので、非常に疲れますよね。。。
辞めたい気持ちを抑えて毎日を乗り切る対処法は?【人間関係:上司編】
感情的になりやすい上司がいるというのは、とても厳しい職場だと思います。
乗り切っていくには上司の特徴を掴みつつ、適度な距離感で接していくことです。目立ちすぎず、目立たなすぎずのポジションがいいです。
媚びを売る関わり方はよくありません。
その場は乗り切れますが、周りには確実に嫌われます。
根本の解決策としては、上司か自身が異動になるか、どちらかが退職するかしかないので、やや厳しい問題といえます。
② お局看護師が多い職場は働きづらい
- 口コミ いじめられて辞めました
- 東京都:山田 花子(20歳・女性)
入職半年くらいからおばさん看護師3人からいじめを受けるようになりました。「あなたがいると仕事が終わらないのよ」「ほんと給料泥棒だよね」「この子に給料払うくらいなら私たちの給料上げて欲しいわ」と周りに聞こえるくらい大きな声で悪口を言われました。またこちらが患者の対応をしていると、こっちの動きをずっと見ていたり、遠くからこっちを見てクスクス笑っている姿もありました。こうした毎日に耐え切れず退職を切り出すと「私たちのこと何か言ってないよね!?」とか「そんなに直ぐに辞めるなら入らなきゃよかったじゃない。ほんと時間の無駄だった」と言われました。
こんな形で退職して新しい職場は見つかるでしょうか。また同じようにいじめられないか不安でしょうがないです。
ひとこと
お局に悩む看護師さんは意外と多いです。こういったケースで申し上げることは、まずはゆっくり休んでほしいです。
先のことは気にせず、まずはゆっくり休んでください。
そして先を見れるようになったら仕事を探してください。
ただ探す際はちょっと注意が必要です。
それは前回と同じ基準で仕事を見つけようとすると、また似たお局がいる職場へ就職してしまうかもしれないからです。
入職前に見学をさせてもらったり、転職サイトへ「病院の評判」や「過去に入職した人の入職状況」を聞くなどの取り組みをしておくと良いと思います。
お局看護師はお局と呼ばれる立ち位置まできているので、キャリアの長い看護師さんが多いです。
知っておくべきは、お局看護師も昔は同じように厳しい環境で泣きながら育った看護師だということです。
初めからお局看護師ではないということです。
戦場で生き残ってきた兵士が厳しいのと同様に、病院の厳しい環境、人間関係の中を同じように生き残ってきたからこそ、嫌味もいうし、厳しいのです。
ある種、お局看護師は病院そのものです。
だからお局看護師が腐っているのだとしたら、その病院は腐っています。
腐ったミカンを置いておくと周りも腐るのと同様、人格的に腐ったお局看護師がいると、自分達もいずれ腐ると思っていた方がいいです。
ただ知識・技術は豊富なので、急いで看護知識・技術を習得して辞めるか出世しましょう。
お局看護師は権威には滅法弱いので、負けないで頑張りたければ出世が必須といえます。
③ 暇な職場は悪口の宝庫
経験上、暇な時間が多い(一般的に仕事が落ち着いている)職場というのは、陰口や悪口が飛び交いやすいです。
暇な職場では、看護師Aさんがいない時にはBさんとCさんでAさんの陰口を話し、Bさんがいない時にはAさんとCさんでBさんの陰口を話し、Cさんがいない時にはAさんとBさんでCさんの陰口を話すといった謎のトライアングルが生まれたりします。
もう仲が良いのか悪いのかわかりませんよね。
ことお話好きの人達が集まる日は、最悪な陰口合戦が繰り広げられます。
逆に忙しい職場は陰口や悪口で人間関係が悪くなるといったことは少なく、単に仕事ができないと評価を下げていくだけです。
忙しい職場は、陰口を叩く暇がないことや協力しないと仕事が回らない傾向があるからです。
このように暇な職場というのは、忙しい職場に比べて、陰口や悪口が生まれる環境がつくられやすいです。
辞めたい気持ちを抑えて毎日を乗り切る対処法は?【人間関係編】
自分の課題と他者の課題を分けて仕事をする
これは仕事をしていく思考の方法です。
自分の目の前にある課題に対して、「自分ができることはどこまでか」「自分ができないところはどこか」を分けて考えて、できることだけを考えて実施するという思考法です。
これは人間関係でも役に立ちます。
例えば相手を怒らせてしまった場面において、自分ができることは「怒らせてしまったことに対して謝ること」であり、相手が「怒りを鎮めてこちらを許す」といった相手の意思決定相手はコントロールできません。
許すかどうかを決めるのは相手だからです。
このように自分と他者の課題を分けることができれば、自分で変えることのできない他者の課題に踏み込んで、時間も精神も浪費するといった愚行をしないで済みます。
自分と他者との課題を分けること。
この割り切りが人間関係をうまくしていく上で大切となります。
返報性の原理を利用する
返報性の原理とは、相手が行ったくれた親切に対して、親切を受けた側はそれに応えないといけないと思う心理効果のことです。
これをうまく利用すれば苦手な相手と付き合っていくことはできます。
ただこれを行う際は、全員に対して同様に接しないと嫌われてしまうので注意が必要です。
素直で誠実
素直さや誠実さは人間関係を中心とする仕事をしていく上で最も大切です。
飾らなく自然体である素直な人とは一緒に仕事がしやすいものです。
そしてその上で自分の芯をもち、人を騙すことのない誠実さが含まれていたら信頼も得ることができます。
そういう人には相手も肩の荷を下ろして接してくれます。
相手から相談に乗ってくれたりアドバイスもしてくれます。
心理的ガードを下げてくれるのです。
人の意見に流されない
人の意見に流されないようにすることも大切です。
人は自分の意見をもっている人を信頼する傾向があるからです。
どの世界も人の意見を素直に聞く姿勢をもちつつ、自分の考えで判断できる人は信頼を得ることができます。
また人の意見に流さればかりいると、思わぬ派閥争いに巻き込まれることもあります。
自分で見て考えて自分で判断する癖をつけておくと、人間関係もうまくいきやすいです。
笑顔で接する
人は写し鏡と言われるように、苦手な相手と接する際は、笑顔で接しましょう。あなたの笑顔につられて相手も笑顔で接するはずです。自分が苦手と思っていたら、相手も同様に自分のことを苦手と思っていると、思ったほうがいいです。
陰口を言わず長所を見つける
この考えは個人だけでなく組織としても大切です。
いくらできない人がいても、その人の長所を見つけること。
「ない」と思うのであれば、それは見つけようとしていないだけです。
そんな人を組織は入職させません。
必ず長所はあります。
ちなみに短所も長所となります。
『怒りやすい』は『感情が豊か』とストロングポイントとして捉えることもできます。
これは仕事をしていく上で必ず役に立ちます。
短所を長所に変換する癖をつけましょう。
人間関係を築く上で必ずプラスに働くはずです。
③ 残業が多い「残業半端ない」
病院をやめたい理由第三位は「残業が多い」となります。
まず一般病院の超過勤務状況を日本看護協会のデータから示します。
*出典:公益社団法人日本看護協会
日本看護協会の結果によると、看護師の超過勤務時間は毎月平均18時間46分あり、このうちの10時間43分はサービス残業で、8時間2分は残業として申告できた分との結果が出ています。
残業時間全体の40%しか残業代が認められていないのが看護業界の現状です。
以下に残業に苦しめられている看護師さんの苦しい胸の内を紹介します。
- 口コミ 病院の実態①
- 東京都:ゆみさん(23歳・女性)
私の病院は一日2時間越えの残業は極普通にありました。
単純に月に20日勤務していると単純に40時間は残業していたことになります。
毎月漏れなく40時間以上は残業、多い月は冗談抜きに60時間以上はしていました。
中には、日勤者で夜中まで残っている方もいたので、わけわからない病院でした。(これは正直引きました・・・)
ですが、多くても一日30分までの残業しかつけれないお達しが上層部から出ていたので、最も多く取れても一日30分×20日分=10時間分しか帳簿につけることができませんでした。
ここまででも到底納得できないのですが、更に納得できないのは、10時間分帳簿につけても、半分以上残業が認められないということでした。怒
これは流石にわなわな震えました。。。
月合計40~60時間の残業が計3~5時間分しか認められないって、おかしくないですか。?
更にいうと、うちの病院は勤務1時間ほど前に来て、情報をとらないといけない雰囲気があり(情報をとっていないと仕事に差し支える)、当然前残業も出ないので、毎月20時間は朝の情報をとる時間に使っていました。
仕事上必要になる情報収集や準備が勤務時間外っておかしくないですかね。?
どっからどう考えても、仕事していると思うんですけどね。。。しかも全力で。。。
その為、朝の情報収集も仕事に含めると、毎月最低60時間以上、多い月で80時間以上は残業していました。。。
で、繰り返しますが、残業代3~5時間分ですw
完全にブラック企業でした。
だけど病院の実態ってどこもこんなもんなのかなと諦めています。
- 口コミ 病院の実態②
- 東京都:Sさん(24歳・女性)
私の病院は、残業することに対して個人の能力の問題と片づけられるので、残業代が出ることはありません。
私も当時はそうなんだと理解するように努めていました。
ですが、ある日定時終了10分前にOPEから戻った患者がいて、当然残業をして帰りました。
でも、当然のように残業代は支払わされませんでした。
でも、こういった状況の場合、どうやって定時で終わらせろって言うんですかね!?
能力以前の問題だと思うんですが。。。
来年で3年経つので、早く辞めたいです。
こうした残業について「残業は患者さんのためだから」「残業は個人のスキルの問題、能力のある人なら時間内に仕事を終えられる」という理由をつける病院幹部の多いこと多いこと。
正直これは由々しき問題です。
辞めたいけど辞めれない人がとるべき対処法は?【残業が多い編】
チーム全体で時間内に終えれるように協力しあう
どうしても周りに流されて残業がちになってしまうなら、時間内に終わりたい、帰りたい人たちで声を掛け合って、仕事をしましょう。
一人ではこなせなくても、周りと協力しあえば、時間内に終えられる可能性は高まります。
中心はあくまで患者ですが、時間内に終えることも、仕事をしていく上で大切なスキルであり、目標です。
上司が積極的に帰るようにする。上司自身が積極的に残業しないように声掛けをする。
上司が残っていると部下は帰りづらくなるものです。上司が帰っていいよといっても同じです。また上司が積極的に残業しないように声掛けをしないと看護師さんたちは勤務終了後に記録を始めようとします。なので、上司は常に時間内に仕事が終わるように舵をとらないといけません。
上司が帰らず、サービス残業も患者のために当たり前と捉えている場合
こういう看護師さんには提言しても変化がないことが多いです。キャリアとともに自身の看護観が出来上がっているので、訂正することは難しいです。だからこういうタイプには打つ手はあまりないです。最悪労基へ伝えることも打開策の一つです。ただ労基へ伝えると何かと面倒になるので、拘りがないようであれば機会を待って退職しましょう。そもそもサービス残業させる病院・上司では遅かれ早かれ不満を抱いて辞めることになります。全国にはサービス残業のない病院も沢山あります。残業するなら残業代のしっかり出るところで思う存分仕事をしてください。
④ 休みが少ない「休みって何?」
看護師のやめたい理由第四位は「休みが少ない」となっています。
当然ですが殆どの病院で、余分に人員を確保するほどの余裕はありません。
まして退職希望者が列をなしているような病院では、誰一人休むことができません。
休むことはその分の膨大な業務を誰かが背負わないといけなくなるためです。
なので基本発熱くらいでは休みません(休めません)。
病院によっては、体調不良で休んでも、その月のどこかで休んだ分の穴埋めに出勤しないといけないところもあります。(有給を使わせてもらえません。。。)
また勉強会や委員会が自分の休みに重なった際も出席を求められます。
やすみじゃあねえじゃん。
有休においても労働基準法により一応発生はしていますが、厳しい病院経営のところだと当然使用できず、寧ろ捨てる為のものです。
一体どこに有休が発生しているのか教えて欲しいです。居酒屋で「有休使えない」と愚痴ることでしか使用方法がわかりません。。。
更に年間休日数も少ないところですと、休めない上に休みも少ないので、心身ともにとてもきついものとなります。
辞めたいけど辞めれない人がとるべき対処法は?【休みが少ない編】
「患者様のために休日でも委員会や集まりに出席すべきだ」と「患者のためマウント」を押し付ける看護師さんはよくいます。
自分たちは常に患者第一であるという考え方です。休みを削ってもです。
大丈夫、無視して休んでください。
来いという人たちは単に自分たちの価値観を押し付けているだけです。
従うべきは労働規則や法律です。
休日も来てほしいなら初めからそういう風に労働規則に載せればいいだけです。
またこういう組織の人たちは看護師を単なる駒として見る傾向があります。「足りなくなったら補充」、この考え方です。患者個々と言いながら看護師を一人のヒトとして見ていません。有休という正当な労働者の権利すら与えず、「患者のため」という言葉で働かせ続ける宗教組織は早々に見切りをつけるべきだと思います。
⑤ やりたいことが見つかった
これは今までの退職理由に比べて、前向きの理由です。
看護師を経験したからこそ、新たにやりたいことが見つかったケースもあります。
「最先端医療を学んでみたい」「専門看護師になりたい」「海外看護師として働いてみたい」「看護師としての経験を生かして企業で働いてみたい」「海外ボランティアをしてみたい」など看護師として働くことで見つかる夢も沢山あります。
こういった夢は是非実現してほしいものです。
⑥ 結婚・妊娠
第6位にライフイベントの変化からくる「結婚・妊娠」がランクインします。
女性は男性に比べて、ライフイベント変化の機会が多くあり、結婚や妊娠もその一つとなります。
妊娠の場合だと、休職する看護師さんもいらっしゃいますが、妊娠を機に退職する看護師さんもいます。
また産休・育休に後ろ向きな病院もあり、そういった病院では退職を勧奨されるケースもあります。
中には退職したいために、妊娠を狙う看護師さんもいます。
何にせよ、安全に子供を産めることが一番大切なので、こういった理由での退職は仕方のないことだといえます。
⑦ 安い月給「高給だと思っていたけど計算してみたら安月給・・・」
看護師の平均年収は480万円とサラリーマンより多く一見病院をやめたい理由とは程遠いように映ります。
でも実際に給料を理由に退職する看護師は沢山います。
理由として看護師は夜勤をして、この平均年収だということです。
看護師は夜勤をしないと年収が80万前後変わるので、夜勤なしでは平均年収400万円前後となります。
これは一般労働者の平均年収441万(2020年度国税庁調査より)より少ないことがわかります。
しかも重労働なので、割に合わないと感じている看護師さんは多くいます。
給料に関しては、現状の病院でアップしたいならば
- 夜勤を増やしてもらう。
- 手当の出る役職に出世する。
- 副業をする。
くらいしかないと思います。
ただ夜勤を増やしてもらうのも、出世するのも、自分の意志だけではどうしようもない問題なので、副業が一番手っ取り早いとは思います。
ただし、公立・国立病院では副業も禁止されているので、打つ手はありません。
正直、現状の病院で給料アップを目指すなら出世以外道はないといえます。
これらが病院をやめたいと考える7つの悩みとなります。
やめたいけどやめれない事情の人達
給料が高い人たち
長年勤めることで、基本給が非常に高い人もいます。こうした人たちは新しい職場へ移ることで給料が下がってしまうリスクを避ける為、辞めることを躊躇しがちです。
給料をとるかゆっくりする時間ややりたいことをとるかといった選択に悩まされます。
この問題に悩む人たちは一度転職サイトへ登録・相談してみると良いと思います。
新たな転職先で頂ける本当の給料を退職前に確認することができます。
役職がある人たち
次の転職先で同じ役職に就けるとは限りません。
むしろ一兵卒からスタートになる可能性があります。
こうした理由から手にした役職を手放せずに退職を躊躇するケースもあります。
こういうケースも転職サイトへ相談すべき案件です。
転職サイトによっては、役職専用の求人もあるからです。
役職が違えば業務も給料も全く違うので転職前にしっかり確認しておくことが大切です。
奨学金や御礼奉公が残っている人たち
奨学金に関しては、「転職場所」や「退職から転職までの期間」によって、残債の一括返済になってしまうことがあります。
しっかり規定を見直した上で転職すべきかを考えた方が良いでしょう。
また御礼奉公は転職希望先の病院によって返済額を肩代わりしてくれるところもあります。
残金が残っていても、どうしてもやめたい看護師さんは転職先に確認してみると良いと思います。
ただし代わりに転職先へ恩を受けるので、転職後、「やっぱり嫌だから辞める」といった形はとりづらくなります。
50代以上で再就職に躊躇している人たち
50代以上になるとやめることをがとても怖く思えるようになります。
新しい雇用先に馴染めるか不安だし、業務についていけるかもわからないからです。
でもある意味「思い立ったときが一番早い」のです。
その後あれこれ理由を探して躊躇しているとどんどん時間が過ぎて不安が増すだけです。
どうしても説得されてしまう人たち
上司によっては退職届を受け取ってもらえなかったり、巧みな話術で説得されてしまうケースもあります。
自身が残ると決めて残留するのは問題ありませんが、自分の意志とは違うのならば、しっかり自分の意思を押し通す必要があります。
受け取ってもらえない場合は内容証明で出すといった形もあるのを覚えておくと良いでしょう。
転職サイトは自分の足で稼ぐ数百倍の情報をもっています。
そして何より給料相談・交渉、職場探し、面接相談など全ての悩みを無料で行ってくれます。
登録も無料なので、登録だけして情報だけでも得ておくことをおすすめします。
いつでも移れるという安心感は精神衛生上にも非常に良いです。
筆者利用の転職大手2社をおすすめしておきます。
既に心身の症状が出ている人たち
メンタルや体力に自信がある方は、このまま続ける選択もありだと思います。
数ある迫りくる悩みを柔軟に考えることができたり、急患の対応や残業などあっても体力で解決できているうちはまだ大丈夫だと思います。
ただ仕事を続けていく中で以下の症状がでてきたら絶対無理はやめてください。
★ 睡眠の変調(眠れない、中途覚醒、熟眠感がない)
★ 食欲の低下
★ 易疲労感
★ 頭痛・肩こりなど体調の変化
★ 易疲労感
★ 動悸
★ 強い不安
★ 気分の落ち込み
ほかにもあります。
これらが見られてきたら鬱の症状かもしれませんので、一度立ち止まって無理に仕事をすることをやめてください。
「うつ」かもしれないと思ったら
相談
上司や仲間に話せそうなら相談してください。家族でもいいです。まずは話を聞いてもらってください。
心療内科 or 精神科
こころの悩みは放っておくとよくありません。症状を自覚できるうちに診てもらうことをおすすめします。
「特定の人」「特定の業務」が原因で心身の症状がでているとわかる場合
勤務形態の変更
日勤常勤やパートへ変更してもらうのも一つの解決策となります。
パートなどに変更してもらい、委員会や業務量などを減らしてもらうことで落ち着くこともあります。
わざわざ仕事をやめなくても、こうした変更により、今までの職場で仕事を続けていくこともできます。
現在の勤務形態で参っている看護師さんは一考してもらってよいと思います。
休職
異動や退職を望んでいない方は、一度休職してみることも良いと思います。
また既にうつなどの診断を受けている方は、傷病手当金をもらいながら休職することも可能です。
休職することで、病院のことを考えずに家族とゆっくり過ごしたり、少し自分を見つめたりできます。
異動
仕事や人間関係があまりに辛くなるようでしたら、上司へ相談して、異動を考えてもらうのも手だと思います。
異動でなら、わざわざ病院を休職したり退職する必要もありません。
別病棟へいくことはストレスにはなりますが、転職するよりかはストレスも掛からないでしょう。
現在の病棟で燃え尽きそうな看護師さんは一度相談してみましょう。
病院側も辞められるよりは助かるので、親身に悩みを聞いてくれるはずです。
退職・転職
なにしても解決できそうにない場合は、退職・転職も視野にいれて良いと思います。
皆さんご存じの通り、看護師は万年人材不足のため、いくらでも勤め先を見つけることができます。
先ずはゆっくり休んでください。
ちなみに看護師は生涯で3回転職するというデータもあるので、退職についてもあまり深く考えなくても大丈夫です。
以上が「看護師のやめたい7つの悩みと5つの解決策」になります。
今回特集した記事は一般の看護師さんの悩みとなりますが、世代やキャリアによっても看護師さんの悩みは違います。
以下の記事で、それぞれの悩みについても特集しているので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
PS.
人生は有限なものであり、時間はどんどん過ぎます。
私自身現在40代になりましたが、若いときもっといろいろチャレンジしておけばよかったと思っています。
「末期がん患者の人生への後悔」でも同様に「チャレンジしておけば良かった」という貴重な回答が上位にあります。
この言葉非常に重いです。
「今は忙しい」「来年チャレンジしたい」「30歳になるまでにはチャレンジしたい」など様々な理由を付けている方。
ほんとにあっという間に40代、50代を迎えてしまいますよ。
人生悔いなく生きるためにも、
やる前に考えるのでなく、やってから考える。
このスタンスでいってもいいのではないでしょうか。