あなたは変化を恐れずに進む勇気がありますか?
皆さんは看護師になりたいと思った事はありませんか?
看護師は現在150万人近くいます。
働いている人口の40人に1人くらいは看護師として働いる計算になり、とても身近な職業となっています。
筆者自身もその一人です。
ですが、看護師になるには「学校を出ればいい」ということは想像つくと思いますが、実際には様々な看護師ルートがあることをご存知の方は少ないと思います。
この記事では、学費も交えながら少し説明していきたいと思います。
看護師になるにはどんな方法があるの?
まず看護師になるには以下のような手順を通る必要があります。
*看護師学校養成所は入学資格があり、1)3年以上の業務経験を有する准看護士。2)高等学校を卒業している准看護士。3)2年通信は7年以上(2018年より)の業務経験を有する准看護士。といった条件があります。
以上の図からわかると思うのですが、どの学校を出ても最終的には看護師国家試験に合格しないと看護師として働くことはできません。
しかし看護師国家試験の合格率は例年90%前後ですので、看護学校でサボることなく通うことができれば、ほぼ看護師国家試験には合格できることになります。







各看護学校の学費と特徴
次に看護学校の特徴を大まかにまとめたものを以下に提示します。
看護専門学校
詳細 | |
特徴 | 即戦力としての看護師の専門的知識・技術を習得できる。 |
修業年数 | 3年 |
卒業資格 | 看護師の国家試験受験資格 |
卒業学位 | 専門士 |
学費 | 1,000,000~5,500,000円 |
将来 | 主に臨床の看護師 |
学費に幅があるのは、公立と私立があるからです。公立は3年間で100万ちょっとで卒業できますが、私立は300万を超えるケースが多いです。
看護短期大学
詳細 | |
特徴 | 看護師の専門的知識・技術を習得でき、4年生大学へも編入できる。 |
修行年数 | 3年 |
卒業資格 | 看護師の国家試験受験資格 |
卒業学位 | 準学士 |
学費 | 1,500,000~5,000,000円 |
将来 | 主に臨床の看護師だが、大学編入すれば教育職、研究職もあり。 |
看護大学
詳細 | |
特徴 | 看護師の深い専門的知識・技術を時間を掛けて習得できる。 |
修行年数 | 4年 |
卒業資格 | 看護師の国家試験受験資格・保健師、助産師の国家試験受験資格や養護教諭1級の資格 |
卒業学位 | 学士 |
学費 | 2,200,000~7,000,000円 |
将来 | 看護師の他にも教育職や研究職などにも就くことができる。 |
看護大学も公立大学か私立大学によって、大幅に学費が変わってきます。
高等学校(看護科)
詳細 | |
特徴 | 高等学校で学ぶ一般的5科目だけでなく、看護師としての専門的知識・技術を習得でき、最短20歳で看護師になることができる。 |
修行年数 | 5年 |
卒業資格 | 看護師国家試験受験資格 |
卒業学位 | 準学士 |
学費 | 2,200,000円前後(3年間の授業料免除の場合) |
将来 | 主に臨床の看護師 |
看護師養成所【准看護士実務経験7年以上の方】
詳細 | |
特徴 | 入学資格に、中卒准看護士の方は3年以上の実務経験が必要であり、高卒准看護士は特に実務経験は必要なく、通信制は仕事をしながら学ぶことができるが、准看護士としての実務経験7年(2018年より10年→7年に変更)が必要。 |
修行年数 | 2年(3年以上の業務経験を有する准看護士) |
卒業資格 | 看護師試験受験資格 |
卒業学位 | 専門士 |
学費 | 1,300,000円前後 |
将来 | 主に臨床の看護師 |

学費の安い看護専門学校と看護大学はどこですか?
ここでは、一般的な看護師ルートである高校卒業からの看護師ルートの中で、進学割合の高い大学と専門学校に絞り、その中で費用の安い学校を記載していきたいと思います。
看護専門学校で学費の安い学校は公立の学校
いきなりですが、学費の安いとこはどこかとなると、この答えは公立の学校になります。
公立とは都県や市が運営している専門学校や大学ということになります。
専門学校においては都内で7か所あります。
公立以外の専門学校は、学校によって、授業料にかなりの金額にひらきがあります。
公立以外では、卒業までに約1,800,000円~5,500,000円かかります。
但し公立以外の学校でも、授業料を安くする方法は存在しますので、それについてご興味のある方は一番下にある記事もご覧ください。
都立看護専門学校の場合【2023年6月現在】
- 入学金:11,300円
- 授業料:年額 265,700円×3年間
- 教科書代:約110,000円(1年次)、約70,000円(2年次)、約10,000円(3年次)
- ユニフォーム代・教材費(初年度):約40,000円
- その他(損害保険):4500円
- 交通費:各個人による
3年間総額:約1,042,900円+交通費
都立の看護専門学校は他の学校に比べて授業料が破格の安さを誇ります。
学校卒業まで総額100万円ちょっとで通うことができます。
但し、授業料が安いこともあり、倍率は一般入試で3~5倍、社会人入試ですと7~10倍近くと高いのが特徴です。
市立看護専門学校の場合(例:東京都八王子市)
- 入学金:22,000円
- 授業料(126,000円×3年間):378,000円
- 教科書代(3年間):約180,000円
- 教材費・施設見学代等:約160,000円
- 実習服のクリーニング等(靴含む):約130,000円
- 国際文化交流費:150,000円
- クラス費(毎月5,000円×36か月):180,000円
- 同窓会費(卒業時):15,000円
- 交通費
3年間総額:約1,215,000円+交通費
市立も授業料は破格の安さです。
都立にはない国際文化交流費やクラス費といったものがかかる為、トータルすると僅かに都立より高めになります。
それでも120万ちょっとで通うことができます。
市立学校も都立同様授業料が安いので、例年都立と同じような高い倍率を誇ります。
以下では関東近郊の看護専門学校の入試日程をまとめてありますので、今年入試を考えている方はご覧ください。
看護大学で学費の安い学校は国公立の学校
学費が安い大学は専門学校同様、国や都で運営してい学校になります。私大では初年度だけでも、約1,500,000円~2,100,000円かかり、卒業までに約5,500,000円~7,000,000円ほどかかりますが、国公立の大学ではこの半分程の学費で通うことができます。とはいえ国公立の大学は学力が高いため入学は難しいです。
国立大学(4年間)
(例)国立看護大学校
- 入学料:282,000円
- 授業料(535,800円×4年間):2,143,200円
- テキスト購入費(4年間分):130,000円
- 実習着・靴購入費:30,000円
- 聴診器・血圧計など:10,000円
- 学生保険加入費(4年間):18,000円
- 国際看護学実習費用:180,000円
- 各臨床実習地への交通費および滞在費(4年間):150,000円
- 各種ワクチン等接種費(4年間):85,000円
4年間総額:約3,028,200円
東京にある国立大学であり、倍率は例年3.8倍付近です。
公立大学(4年間)
(例)首都大学東京
健康福祉学部看護学科
- 入学金:282,000円(都民は141,000円)
- 授業料(520,800円×4年間):2,083,200円
- 交通費
- 実習費
4年間総額:約2,224,200円+交通費+実習費
一見安いですが、これ以外にも交通費や実習費などが含まれるので、表示している金額より高くなると思って下さい。
ここまでが2023年現在の公立学校の大まかな料金になります。
最新の金額を記載しているつもりですが、正確な情報は各自で個々の学校のホームページを確認したり、資料を取り寄せるなどして調べてみてください。
また一度社会に出たあとに看護師になろうとする社会人も年々増えていますので、合格のレベルが上がっています。私の知り合いも数人が社会人になった後で、看護師になろうと看護学校を受験していますが、毎回皆2次試験(面接)で落ちています。特に社会人の合格レベルは上がってきています。そして皆往々に2月後半に他の看護学校もないのか探しています。なので、慌てない為にも、今のうちに他の看護学校の情報も仕入れておくことを、ほんとにお勧めします。
働きながら看護学校へ通うことは可能か?
一般会社で働き続けながら看護師を目指せるか?
結論としては可能ではあります。自分もそうしていました。
ただし看護学校は原則アルバイトを推奨されおらず、入学中は、座学や学内実習、本実習なども非常に多くあり、課題もたくさんだされます。
その為、働きながら学校で学びたい方は、相応の覚悟が必要ですし、家庭をもっている方などは家族の協力なども必要となってきます。
ちなみに学校は平日昼間にあるので、当たり前ですが平日昼間に働くことはできません。
学校が終わった後、少し働こうと思う方もいるかもしれませんが、授業後は、課題が必ず出されるので、まず働くことはできないと思ったほうが良いです。
働くとしたら土日に働くか、金曜の学校終わりに夜勤で入るなどして働くしかできません。
医療機関で働き続けながら看護師を目指せるか?
もともと病院などで働いている方などは、病院にお願いして、パートに切り替えるなどして時間に融通をつけてもらうのも一つの手です。病院などでは、辞められるよりは残ってもらった方が助かりますので、協力してくれるところは多いです。
また病院によっては、独自の奨学金制度なども設置しているところもあり、それを利用することで、看護学校の授業料の補填になります。
今後もいまいる病院で働き続ける予定の方は、奨学金があるのか確認をして、あるようなら利用した方が得です。
社会人の勉強の仕方
社会人の方は、一度勉強から離れていた為、勉強の仕方を忘れてしまっている方も多いと思います。
しかし現代は、わからないところはネットで調べることができたり、youtubeの勉強動画などもあるので、勉強の仕方としては、恵まれている環境が揃っています。
やる気さえあれば独学でも十分に看護学校へ入る知識をつけることは可能です。
どうしても一人で勉強することが難しい方は、看護師の予備校などへ通うのも一つの手です。
ただ医療系の名門大学はそれ相応の努力が必要なのはいうまでもありません。
学卒に応じた看護学校の選び方
高卒資格があり、就業経験なし・若しくは3年未満の社会人で看護師にとにかくなりたい方
この条件にあてはまる方には、看護専門学校をおすすめします。
3年以上の就業経験のある方との違いとしては、社会人受験資格があるかないかの違いだけです。
高卒からストレートで看護専門学校を目指す現役世代の場合、推薦試験と一般試験の2回チャンスがあります。
高卒資格のある就業経験3年未満の25歳未満の方は、都立などでは社会人入試を受けることができない為、年明けにある一般試験(筆記試験・面接)のみがチャンスとなります。
3年以上の就業経験があり、何よりも早く看護師になりたい方
社会人の方でとにかく早く看護師になりたい方には、3年で看護師国家資格免許を狙うことができる看護専門学校がおすすめです。
卒業までのコストパフォーマンスに於いても、大学と違い1年短い3年間で卒業できるので、トータルコストは大学より明らかに安く抑えることもできます。
また看護専門学校の入試には、25歳以上なら社会人枠という小論文・面接の試験で受けることもできる為、筆記試験の苦手の方にはおすすめです。
小論文も筆記も得意といった社会人の方は、9~11月頃に行われる社会人入試(小論文・面接)、1~2月に行われる一般入試(筆記試験・面接)と2回チャンスがあるのも特徴です。
じっくりしっかり学んで、将来的に少しでも多く給料をもらえる看護師になりたい方
じっくり基礎から考えて学びたく、お金にも時間にも余裕がある家庭の方には、看護大学がおすすめです。
看護大学では、4年間で学ぶ科目数が多いこともありますが、保健師や助産師に必要な科目を履修することで、看護師国家試験受験資格だけでなく、保健師、助産師の受験資格も得ることができます。
また大学卒業をすると、学士という称号を得ることができ、これを得ることで、大学院の受験資格も得ることができる為、研究職などへの幅を広げることもできます。
看護の教育関係に携わるためには看護系の大学卒(学士)が必須です。
また病院によっては、専門卒か大学卒かによって、月1万円ほど給料体系が違ってくるところも多くあります。
看護専門学校とはこうした違いもあることから、現状、看護師を目指しつつ、将来的にキャリアアップも視野に入れている方は、看護大学がおすすめです。
学校卒業後の進路について
卒業後、都立・公立病院で働きたい方
都立病院や市立病院などで働きたい方におすすめなのは、公立の大学・専門学校です。
理由として、実習先が学校近辺の都立病院や市立病院になるからです。
例年、公立学校の卒業生の半分以上が実習先の病院へ就職しています。
毎年、学校の同期が多数就職しますので、働きやすさもあります。
卒業後、大学病院で働きたい方
新卒から大学病院で働きたい方は、病院付属の大学へ行く方が、採用の確率は高くなります。
病院側は採用に出身校は関係ないとはいっていますが、例年半分近くを付属の大学出身者が占めているという事実もあります。
また付属の病院がある大学は、実習病院が付属の病院になるので、ほんとに働きたいか確認することもできます。
そのため、お目当ての大学病院で働きたい方は、付属の大学へ行く方が近道と言えるのは間違いないといえます。
実習施設でない病院は、新人が少ない傾向があるため、じっくり目をかけてもらえる面もありますが、その逆もあるため、事前の情報収集が大切になります。
看護師に求められる人物像はどんな方?
別記事で細かく載せておりますので、看護師になるとどういう資質を求められるのか不安な方はご覧ください。
まとめ
どうですか?学費の安い看護学校は公立ですが、家庭環境や将来描いている看護師像によっては、それ以外の選択肢もたくさんあります。
看護師は一度なってしまえば、一般職に比べて、若いうちからある程度の給料をもらえます。
看護師にさえなれれば、高い学費も早いうちにPayできます。
また万一、望みの学校へ入ることが出来なくても、あまり神経質になる必要はありません。
正直、看護業界は学歴より、職歴です。
経験があれば、中途でも有名大学病院へ中途採用ではいれます。
また看護学校で掛かる学費に関しては、各種奨学金や雇用保険制度を上手に利用することで、殆どお金を掛けることなく通うことも可能になります。
下記記事に載せてありますので、看護学校を目指す方は、一度ご覧になっておくと良いと思います。