看護師に向かない人の11の特徴は?新人看護師やこれから看護師を目指す人へ向けて

あなたは看護師に向いていると言えますか?

ボタボタっとカップを持つ手からコーヒーが波を打って床に零れ落ちました。理由はびっくりするほどの金切り声がステーションを響かせたことにあります。教育担当ナースが新人ナースを怒鳴りつけていたからです。こんなドラマのような現場が病院には実際にあります。勿論怒鳴っているのは女優ではありません。3年目ほどの20代の現役看護師です。ここではこれから戦場のような現場へ向かう新たな衛生兵(看護師)へ向けて書いてあります。

看護師の仕事とは?

看護師とは保健師助産師看護師法の第5条にある「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者」とあります。

「療養上の世話」とは簡単にいうと、病気や障害を持つ人の生活を支えることです。

「診療の補助」とは医者が行う患者への検査や処置、治療の介助や病状の報告などの補助です。

看護師は概ね上記に挙げた内容に関わる業務を行っていますが、看護師にも様々な特徴をもつ人がおり、中には看護師としての資質を問われる人もいます。以下では看護師に向かない人の特徴をまとめてみましたので、ご覧ください。

 

看護師に向かない人の特徴とは?(看護師を目指す人、新人看護師へ向けて)

1.観察できない(看れない)人

これ一番大切かもしれません。

観察するには、単に知識だけでなく、患者を看ようと意識を向ける必要があり、十分な観察には、この看るという作業が欠かせません。

一般的にできる看護師は患者から得られる細かな情報も見逃しません。

新人看護師は、看ることに慣れておらず、十分観察できないことが多々あり、沢山指導を受けて観察できるようになっていきます。

またベテラン看護師では、観察するということに慣れてしまい、経験則から患者を決めつけて看てしまう弊害もあります。

患者は個々違い、容体も刻刻と変化します。

だからこそ、この看るという作業には、知識を駆使し、フラットな視点で、意識を向けて観察するということが求められます。

 

2.考えたり学ぶことが苦手な人

看護師は常に患者に対してアセスメントを行い必要な看護を行っています。

アセスメントとは、看護業界の中では、「患者から得られた様々な情報を元に、現在の状態を評価すること(考えること)」です。

正しいアセスメントには科学的根拠のある知識が必要になるので、常に科学的根拠にそった考えが必要になります。

また医学や看護の常識といったものは、日々更新され、新しくなります。

なので、看護師になったからといって、そこで終わりではありません。寧ろそこからがスタートといえます。

「日々考え、学ぶ」この姿勢が大切であり、それがある人と、そうでない人は2~3年もすると如実に差が出てきます。

そしてその差は患者への看護にダイレクトに影響するものでもあるので、考え・学ぶ姿勢をもてない人は看護師に向いていないと思います。

 

新たな知識や技術をつけることで、患者に対して良質な看護を提供できることになるので、常に学ぶ意識をもつことが大切です。

 

3.根拠を言えない人

根拠。。。

この言葉、看護師になってどれほど耳にしたかわかりません。

看護師のロボットに何か一つ言葉を覚えさせるとしたら、絶対「根拠は?」ですもん。

オウムが近くにいたら確実に「コンキョ、コンキョ」言い始めます。

それほど看護師は根拠という言葉を使いますし、重要でもあり、大好きです。

看護師の使う「根拠」という言葉は「科学的根拠」、英語でいう「エビデンス」のことを指します。

理由は日本が西洋医学を基にした医療を行っていることにあります。

西洋医学では科学的根拠を基に医療や看護を行っている為、根拠といったものに重きをおきます。

科学的根拠とは先人の研究に対する結果であり、「裏付け」と同じ意味になります。

医療や看護はこの「裏付け」を基に提供する為、根拠を言えない看護は、患者へどうなるかわからない看護を提供することと同じ意味であり、無責任といえます。

なので、先輩看護師は常に恫喝のように新人へ根拠を求めます。そしてロボもオウムも「根拠」を覚えます。

 

看護師には、「何故自分はその看護をしたのか」をしっかり科学的根拠をもって説明できることが求められます。

 

4.スケジューリングが苦手な人

看護師の業務内容は異常という言える程に忙しく、多岐に渡りますので、事前のスケジューリングが超重要になります。

しっかりとした計画を立てておくことで、業務の抜けがなく、イレギュラーにも対応できる余裕がもてて、ちゃんと患者さんを看ることができますので、計画を立てることが苦手な人には向かないと思います。

これから看護師を目指す方や現在看護師になったばかりの新人看護師は、絶対にメモをもってスケジュール管理をするようにしてください。

頭に記憶するだけの容量を遥かに超える業務量がありますので。。。

体感的に「仕事ができないと言われる看護師は、メモをとらなく、業務の抜けが多い」です。

 

5.優先順位がつけれない人

前述しましたが、看護師の業務内容は異常に忙しく多岐に及びますので、常に優先順位をつけて行動することが求められます。

またスケジューリング通りに業務を進められていても、緊急時やナースコール対応、OPEが予定より長引いたりすることで、思うように業務を進められなくなることもままあります。

その為、そういったイレギュラーが起きた際も慌てず優先順位を考え、変更できるような柔軟性が求められますので、決められた通りの動きしかできないような人には向かないと思います。

 

6.協調性がなく、チームプレーが苦手な人

看護師という職業は一人で行っているわけではなく、患者さんを中心に様々な職種が一丸となって関わっているので、自分だけ業務をこなせば良いわけではありません。

勿論各々が完璧に業務を遂行できていれば、自分のことだけに集中していて構わないのかもしれません。

しかし、中心にいる患者さん自体は機械ではないので、イレギュラーなことも往々にして起こり、業務が滞る場面もままあります。

そういった時にも、周りに手を貸してあげられるような気遣いができない人は、看護師に向いていないといえます。

少し古いですが、「ワンチーム」という考え方が大切になります。

 

患者が病気から健康になるまでには、医者だけでなく、看護師や理学療法士、作業療法士、栄養士、相談員や家族、地域との連携なども必要となってきます。他職種との連携が成り立って初めて患者へ最高のケアが提供できるので、日々他スタッフともコミュニケーションを図って、協調していくことが大切です。

 

7.無責任な人

看護師は患者の生命を扱う職業でもある為、強い責任感を求められます。

その為、時間を守れなかったり、期限を守れなかったりなど、自分のやっていることに責任をもてない人には向いていないといえます。

こうした看護師は評価自体もされません。

また業務に慣れてきたり、職場の仲間との関係が出来てくると、つい仕事に手を抜いてしまったり、なおざりになってしまう場面があります。

しかし、その皺寄せは患者へ向かうこともあるので、与えられた業務はしっかりこなす。

看護師としてというより、社会人として基本的なことですので、しっかり責任感をもって行っていくことが大切です。

 

自分で調べてもわからないことは、たとえ怒られてでも上司や先輩看護師へ聞くようにしましょう。怒られるのが怖くて聞かずに患者へ介入を行い、患者に迷惑を掛けてしまうことの方がよっぽどリスキーであり、避けなければならないことです。またわからないことって知ってしまえばどってことありません。知らぬは一生の恥というやつです。

 

 

8.謙虚でない人

先輩看護師など他者からのアドバイスは新人のうちしか受けることができません。

どうでもよくなると、何も言われなくなります。

なので、多少言い方がきつくても、先輩のアドバイスはしっかり心に留めておき、疑問に思うところはしっかり確認し、謙虚な姿勢で働くことが大切です。

また看護師としてキャリアを積み、病院などの組織において役職がついたり、知識がついて仕事がスムーズにいくようになると、つい自分ができる人間であり、偉くなったように思ってしまう人もいます。

ですが役職や知識がついたからといって、「役職=偉い」でも「知識=偉い」というわけでは決してありません。

役職においては、ただ「一般社員と仕事の役割が変わるだけ」であり、知識においては、「今まで知らなかったことがわかるようになってきた」だけのことです。

たったそれだけのことです。

そこに上も下もありません。

実ほど頭を垂れる稲穂かな

この言葉の意味からも、謙虚さは大切なものだと言えます。

 

 

9.コミュニケーションが取れない人

看護師はコミュニケーション必須の仕事となります。

コミュニケーションが全くとれないようだと、患者にとって必要な情報を得ることができないからです。

これは患者に対してマイナスに働くものなので、最低限仕事に支障のないコミュニケーション能力は必須となります。

 

10.体力のない人

働く診療科によるとは思いますが、看護師免許取り立ての1年目新人看護師などは、大多数が一般病院へ勤めます。

一般病院は夜勤があり、残業も当たり前にあることが多い為、非常に体力を必要とします。

夜勤が始まると、生活リズムが崩れやすい為、体力に自信のない人には、働く場所が限定されてくる職業といえます。

 

11.メンタルの弱い人

看護師は患者の死というものに向き合わないといけません。

また時として患者から辛辣な言葉を受けることもあります。

その為、そうした場面に対しても、受け入れて仕事ができる人でないと難しいといえます。

また病院は多忙であり、皆余裕がなくなり、ときにドクターや先輩看護師から罵声といえる言葉を浴びることもあります。

こうした戦場のような職場であることから、看護師には強いメンタルが求められます。

 

以上が看護師に向かない人の11の理由になります。

 

 

最後に

看護の常識は科学同様、日進月歩で変化していきます。

今ある常識が明日否定されることも良くあります。

今ある看護の常識が全て正しいと固定するのではなく、常に看護の常識も変化していると考えることが大切です。

最良の看護をするには、常に考え、学び、新しい情報を得るアンテナを広げて、知識を柔軟に取り込んでいくことが大切です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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