【返済免除型】東京都で返さなくていい看護師の奨学金制度は?

やーこ
看護師にはなりたいです。でも子供にお金が掛かるので諦めます。。。

 

こういった経済的理由で看護師を諦めていませんか?ここではそういった理由で看護師を諦めている方へ知らせようと思い記事を書きました。

自分もこの制度を利用して無事看護師になることができましたので、是非この制度を利用して素晴らしい看護師になってください。

 

東京都看護師等修学資金がおすすめ

この制度は東京都内にある看護師養成施設に通っている方限定の制度になりますが、もし該当する方で学費や授業料などお金に困っている方には是非検討すべき奨学金制度になります。私自身もこれを利用させてもらい、学生期間中とても助けられました。

東京都看護師等修学資金制度とは何か

東京都では、都内の看護師等養成施設に在学し、将来都内で看護業務に従事しようとしている皆さんの修学を支援する、「看護師等修学資金貸与制度(貸付制度)」を設けています。
貸与を希望される方は、制度の趣旨等を理解し、卒業後の自分の進路を考えてお申し込みください。
なお、以下で「看護師等養成施設」とあるのは、都内の保健師、助産師、看護師及び准看護師を養成している、専門学校(通信制を含む。)、大学(大学院を含む。)、高等学校(衛生看護科)のことです。

と、東京都福祉保健局のホームページに記載してあります。以下も同ホームページに記載してあります。

 

東京都看護師等修学資金の種類

この奨学金制度には2種類あり、第一種貸与と第二種貸与の2種類があります。以下にそれぞれの特徴を記載します。

東京都看護師等修学資金の貸与金額と返還免除規定

  貸与金額 返還免除規定
第一種貸与 32,000円/月 あり
第二種貸与 25,000円/月を一口として二口まで貸与可 なし

 

第一種貸与の返還免除規定ありとは何か

卒業・免許取得後、直ちに指定施設で引き続き5年間看護業務に従事した場合は、書類提出により、返還金が免除になるものです。免除に該当しない場合は、貸付を受けていた期間内で必ず返還していただきます。

指定施設とは

  1. 医療法第7条の許可を受けた病床が200床未満の病院
  2. 医療法第7条の許可を受けた病床数のうち精神病床数が80%以上を占める病院
  3. ハンセン病療養所(国立療養所多磨全生園)
  4. 医療法第1条の5第2項に規定する診療所
  5. 65歳以上の者の入院比率が60%以上の病棟を有する病院
  6. 児童福祉法第42条第2号に規定する医療型障害児入所施設
  7. 児童福祉法第6条の2の2第3項に規定する指定発達支援医療機関
  8. 地域保健福祉法第21条第2項第1号に規定する特定町村(保健師の場合に限る)
  9. 介護保険法第8条第27項の介護老人保健施設
  10. 介護保険法第41条第1項に規定する指定居宅サービス(同法第8条第4項に規定する訪問看護に限る。)の事業を行う事業所(1から8まで及び10に掲げる施設[都の区域内に存するものに限る。]における3年以上の看護業務の経験を有する者が従事する場合に限る。)
  11. 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみ園法第11条第1号に規定する施設

*2017年4月現在、東京都の区域内に5及び8はないとのことです。

で、ここで多くの方に関わるであろうところは、

  1. 医療法第7条の許可を受けた病床が200床未満の病院のところだと思います。
    2017年現在、病床数が200床未満の東京都にある病院は約640施設のうち70%の約450施設に及びます。

具体的な施設においては東京都福祉保健局にある指定施設(2017年4月現在)ご覧ください。

 

東京都看護師等修学資金のメリット

 

第一種奨学金は指定施設で看護業務を5年間行うと返還が免除される。

これは都内にある指定施設で看護業務を合計5年間行うと、第一種奨学金で借りた全額が免除されるというものです。例えば第一種奨学金を3年間毎月32,000円貸与を受けた場合、合計1,152,000円(32,000円×12ヶ月×3年間)にもなりますが、条件のもと指定施設で5年間働けば返済が免除されるのです。これはかなりのメリットといえるでしょう。また看護業務に従事する際に以下のメリットもあります。

 

第一種貸与の指定施設における条件にて~指定施設同士での梯子はOK

これは指定施設において看護業務を5年間従事しなければいけないが、勤務先が都内の指定施設であるならば、A施設を途中でやめても、その月のうちにB施設へ勤めれば、引き続き看護業務に従事していることになる(返還免除規定に違反しない)というものです。なので、例えば指定施設Aで2年+指定施設で3年の合計5年でもOKということになります。

 

第一種貸与の就業要件にて~非常勤・パートでも良い。

1日8時間以上で週4日以上看護業務に勤務していれば、返還免除規定を満たすことができるので、お子さんなどがいて、週5日40時間の勤務が難しい方などにはメリットとなります。

 

第一種貸与と第二種貸与を同時に受けることができる。

第一種貸与では32,000円/月となっていますが、それでは生活費が足りない時などの際、第二種25,000円を一口として、最高二口まで貸与を受けることができる為、最高82,000円/月の貸与を受けることができます。ただ注意点としては第二種貸与は返還免除規定がない為、学校卒業後は直ちに返済が開始されます。

 

東京都看護師等修学資金のデメリット

第一種貸与では指定施設で5年間の就業を求められる。(途中で指定施設以外に退職した場合は働いた期間に応じて裁量免除はありますが、全額返還免除を受ける場合、借りた年数に関係なく、指定施設での5年間の看護業務就業は必須です)
東京都より指定施設従事の確認書類が毎年送られてくるので、従事している施設に在職確認の書類を記載してもらい、東京都へ提出する必要がある。
第二種貸与は必ず全額返済しないといけない。
看護師国家試験に落ちた場合、即座に返済が開始となる。

 

第一種貸与の返還免除規定である裁量免除の計算方法とは?

所定の要件を満たした場合、所定の手続きを行うことによって、貸与を受けた修学資金の全部又は一部が免除される仕組み。

第一種貸与の裁量免除の計算方法

免除額={従事月数/貸与を受けた期間(24ヶ月未満は24ヶ月とする)×5/2}×貸与額

 

例)貸与期間 2年間(24か月)

貸与額 768,000円(月32,000円)

従事月数 2年1か月(25か月)

免除額={25/(24×5/2)}×768,000円 ≒ 320,000円

返還額=768,000円 - 320,000円 = 448,000円

指定施設で働いた期間が貸与期間に満たない場合は全額返還になります。

東京都看護師等修学資金に通る人とは?

東京都の審査があり、必要書類に前年の所得などの提出はありますが、審査の決定要因はわかりません。ただ自分や知り合い含め、応募した人は皆修学資金を受けることができていました。

審査の決定要因はわかりませんが、貸与には連帯保証人が二人必要であり、その保証人は無職や年金者ではなれないので、そこは注意が必要です。

 

東京都看護師等修学資金のまとめ

この奨学金制度は、東京都にある大病院などへの一極集中によって生じる看護師不足を解消する制度になるので、どうしても200床以下の施設など、選択にしばりのある制度になります。しかし選択できる指定施設数は東京都の全施設の70%以上になり、絶対大学病院で働きたいといった方以外であれば、概ね希望通りの指定施設を選択できます。

都立看護専門学校の卒業までの総額が概ね1,042,900円+交通費なので、3年間借りられる総額1,152,000円を充当すると、無料で学校へ通うことができることになります。

なので、将来的に指定施設の病院などで勤務を考えている看護学生は絶対に利用すべき制度となっておりますので、是非この制度を利用して、お金の事を考えずに勉強へ専念してください。看護学校では学ぶことがほんとに沢山あります。そして良い看護師になってください。

*こういった制度は年度により変更されたりするので、詳細な情報は東京都のホームページで確認してください。

 

東京都内の看護学校で利用できる奨学金制度の種類と条件は?金額は?

また下記記事に看護専門学校についてもまとめていますので、参考にしてもらえると良いと思います。

看護師になりたい!看護専門学校の学費と社会人&一般入試日程!

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