看護師が大手外資CROで年収700万超えも、結局一般病院に戻った理由

大手CROに勤めていた元看護師、CROへの転職時は給料も上がると喜んでいました。

しかしその看護師Aさんはわずか1年足らずで、一般病院へ戻っていきました。その理由はなぜでしょうか?

ですが、そもそもCROってどういう仕事をするのか看護師の方はご存知ですか?

当時の私も全く知りませんでした。

看護師として普通に勤務していると、その情報に触れることは殆どないと思いますので、興味のある方へ向けて少し説明していきます。

因みにCROなどへの転職を考えている方は30代がぎりだと思ってください。

それ以上の年齢になると募集がなくなります。

CROとは何?

CROとはContract Research Organizationの略になります。日本語でいうと医療品開発受託機関となります。

なんのこっちゃわかりませんね。。。

平たく言うとCROとは製薬会社の開発した薬の臨床試験やデータの収集を代行するところになります。

まだ難しいですね。

要は、新薬が、患者(被験者)に安全に効果的に作用するのか確かめたり、その一連の流れを管理する会社です。

CROでは大きくわけて、CRAとMRという職種に分かれていています。

やーこ
CROで働き、新薬開発に関わる方をCRAと呼びます!

CROの基本的な仕事は製薬会社の治験代行になることは説明しましたが、それら臨床開発モニターに携わる専門職をCRA(Clinical Research Associate)といいます。

要は薬を開発するまでの仕事がCRAの仕事です。

MRはその薬を世の中に広める(営業)のが仕事です。

また他にもデータを管理する部門や医療機器の営業などもあります。

看護師AさんはCRAに配属されたつもりでいましたが、治験業務に関わるわけではなく、医療機器の販売業務を行っていくことになりました。

いわゆるMD-CRA(医療機器開発モニター)という職種でした。

CROの花形のCRAの業務に心を躍らせていたので、少しその期待は裏切られたのかもしれません。

気になるCRAの年収は?

大手CROに勤めるCRAの年収は一般看護師に比べて非常に高いものになります。特に外資系の製薬会社は高給与です。

看護師Aさんは丸の内中心に位置するCRO最大手の外資系企業へ転職したので、転職時、年収700万になったとのことでした。

一般病院で夜勤をして年収500万くらいの給料だったその看護師からすると、日勤のみで年収700万円は大幅アップといえます。

勤める以前に給料の提示された書類を眺めながら、その看護師は笑顔でした。

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しかし現在は都内在住年収700万のCRAではなく、平の看護師年収500万で病棟勤務しています。何故なのでしょうか?

大手外資CROへ転職した看護師が、結局一般病院へ出戻った理由

確かに日勤業務だけで、残業はあるにせよ年収700万円以上という数字は破格です。

看護師が年収700万円以上を稼ごうとするならば、役職がつくか、他の病院へのバイトを掛け持ちするなどしなければ到底たどり着くことはできません。

こういった年収は大手企業に就職できるような人材でないと稼ぐことはできません。

ではなぜこの看護師は年収700万を捨てて、年収500万円の病院へ戻ってきたのでしょうか?

不満1:CRAの治験業務ではなく、MD-CRAという医療機器販売の営業だった

CROでは、CRAと呼ばれる治験に関する業務を行えると思っていたようですが、実際に就職すると、CRAには関われず、MD-CRAという医療機器販売の営業だったということです。

またその医療機器営業では、週一で出張もあり、日本中を飛び回っていたことも不満の一つだったようです。

ちなみにCRAでも、日本全国いろいろな病院に治験をお願いするので、出張は多いようです。

MRは出張は少ないです。

不満2:都心の家賃が高い上、家賃補助がない

次に不満をあげられたのは、会社の場所にありました。

大手CROは、その仕事の性質上、製薬会社などの近くになければならない為、都心のど真ん中にあることが多いです。

その大手CROも都心のど真ん中にありました。

看護師Aさんは、

★年収が上がる

★電車内の渋滞を避けたい

ことを理由に都心のマンションに移り住むことにした結果、家賃が高くなってしまいました。

東京都港区に住むのなら1 DK でも平均15万近くしますし、その近辺の地区へ移動したとしても平均10万円以上は軽くします(例えば東京の八王子などでは1 DK 7万円もあれば十分に住むことができます)。

「港区に住む」これだけで家賃は膨大になり、郊外との家賃差は年間にしたら100万円近くになります。

ただこれに関しては、もっと遠くから朝早く起きて通えば、家賃も安くはできたと思いますので、この不満に関しては人それぞれだと思います。

ただ会社が都心にあって、家賃補助がないというのは、不満であったようです。

不満3:残業代を含んでの給料だった(みなし残業)

三つ目の理由として挙げられたのは、この年収700万という提示には残業代も含まれての提示だったことです。

要はみなし残業というやつです。

そのため給料の中には、毎日数時間の残業が織り込まれており、その残業代はでませんでした。

 月にすると40時間ほど残業していたとのことも「残業代が出なかった」と嘆いていました。

これを時給2000円として計算すると、月8万、 年間にすると100万円近くの残業代を含んでの提示だったと言えます。

不満4:意識高い系が多い

四つ目の理由として挙げられたのは、大手外資CROには意識高い系の人が異常に多かったということです。

大手企業に就職するような人は、大勢の方が意識高い系だと思いますが、やはり 外資CRO でも同様であり、そこへ勤めている方々は、自己啓発本にでているような人が大半だったとのことです。

またそこでは、出世争いによる足の引っ張り合いもあったようで、表向きは皆さわやかも、裏では非常にどろどろした人間関係で嫌だったとのことです。

このように大手CROのような職場は、初めから高い年収をもらえるが、都心へ住まざる得なかったり、みなし残業で働いたり、高い仕事意識をもつ同僚と競わなければいけなかったりと、厳しい戦場だったということです。

大手外資 CRO から看護師の募集があって、年収も上がってラッキーのような軽い気持ちだけでいると痛い目を見るかもしれません。

その後、この看護師は大手 外資CROを僅か1年足らずで退職し、 再度転職会社を通して、多額のお祝い金をもらって、また病院勤務へ戻りました。 本人はやっぱり看護師として看護業務をしている方が、水に合うとのことでした。

CROへの転職を考えている方は、年収だけに左右されず、しっかり条件などを把握した上で、チャレンジするようにしたほうが良いといえます。

P.S.

ちなみに、CROなどの案件は看護師転職サイトでは非公開求人であることが多く、登録しないと紹介してもらえません。

また数も少ないので、CROに興味のある方は、ご登録している転職サイトなどで確認してみるか、下記にCROを扱っているいくつかの転職サイトを載せておきますので、確認してみてください。

ここでは、CROの不満を書いていますが、新薬の開発やそれを広めるといった仕事は、とても魅力があることだと思います。

人生一度だからチャレンジしてみたい

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