現役看護師がキャリア半年という一年未満での退職・転職について語ります。

入職して半年・・・

少しは病院に慣れましたか?

相談できる人はいますか?

無理はしていませんか?

 

ここでは新人ナースが半年~1年未満で退職した場合、どうなるのかについて書いてあります。

悩める看護師さんは一度読んだ上で、退職すべきか考えてもらえたらと思います。

キャリア半年~1年未満での退職・転職を考えている新人看護師へ向けて書いてあります。

現在不安があっても、笑顔で仕事へ向かえている方には、この先を読む必要はありません。

きっとうまく乗り越えていけます。

仕事に行き詰まり、にっちもさっちもいかなくなったら、ここへ戻ってきて読んでもらえたらと思います。

看護師の離職状況は高い!?

まず以下に新人看護師の退職比率を示します。年数わけで表示します。

*厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」を基に作成

単純に積み上げただけですが、医療・福祉業界の新卒者の1年目での退職率は12~13パーセントに及びます。
3年間での離職率まで見ると、高卒で約45%、専門・短大卒で約36%、大卒者で約39%と非常に高い傾向にあることがわかると思います。

このように実際のデータでは医療・福祉業界は、数年生き残ること自体大変なことがわかると思います。

 

半年という1年未満の退職で看護師に転職先はあるのか?

この記事を読んでいる方のほとんどは率直にいって「今の職場を辞めたい」と思っている方が多いと思います。

大丈夫!普通ですよ!w

馴染んでいる人たちが偉いわけでも優秀なわけでもありません。

筆者のように辞めると言える勇気がなくてぶら下がり、居座り続ける人間もいます。

自分の人生、他人に迷惑を掛けない程度に自分の好きなように生きればいいと思います。

そうしないとあっという間に年をとりますよ。

若い間は本当にほんとうに宝物のような時間です。

絶対に後悔する時間にしてはいけません!

と、中年看護師の人生談を語るより、半年や1年未満で看護師を退職したらどうなるのかをお伝えします。

答えは明快です。

自分次第でいかようにもなります。

直ぐに退職したからといってビハインドは何もありません。

新人看護師を不安で煽る記事もありますが、ヒロユキ風に言わせてもらうと「それって嘘ですよね?」ということです。

実際、半年~1年の早期退職でも看護師には沢山の求人・転職先がゴロゴロあります。

これには二つの大きな根拠があります。(看護師って根拠大好き出すよねw)

一つ目の根拠としては看護業界特有の将来的な看護師不足という問題にあります。

 

看護師の有効求人倍率は毎年2倍を超える

2022年2月の一般の職業の有効求人倍率は1.21倍となっています。

有効求人倍率は1を超えると、

求職者の数 < 企業の求めている数

になります。

現在1.2倍なので、仕事が溢れている状態といえます。

看護師は2.2倍となっており、売り手市場が続いています。

これは今年に限ったことではなく、例年2倍、時には3倍を超える形で推移しています。

 看護師は増えていても今後も看護師不足は続く

上記図のように看護職員は毎年増加傾向に見えますが、

日本経済新聞によると、2025年に約6~27万人不足するとの推計を出しています。

 

看護師数が増えるのに、看護師が不足するというのは、それ以上に高齢者が増えているからです。

75歳以上の高齢者は2030年に2,288万人とピークを迎えて、その後は横ばいに推移していきます。

 

高齢化率とは全人口のうち75歳以上の高齢者が占める割合です。

日本全体の人口が減っていくのに対して高齢者は減らないので、高齢化率は増加の一途を辿ります。

結果、看護師の募集がなくなるなんてことは統計上ありません。

 

 

二つ目の理由としては、「看護観が完成していない」言い換えれば、「何色にもまだ染まっていない。」ということになります。

 

 看護観が完成していない

新人看護師は、キャリア10年を超えるような看護師と違い、看護観というものが完成していません。

看護観とは、患者に関わっていく上で養われていく「看護師はこうあるべきだ」といった個々の価値観です。

当然、キャリアのある看護師ほど看護観がしっかりできています。

転職時はこの看護観が曲者です。

キャリアがあると、転職時に病院との看護観にずれを感じた場合でも、中々修正ができません。

『看護観=自分そのもの』だからです。

結果、キャリアのある看護師ほど、看護観のズレから職場に馴染めず、直ぐに辞める結果となります。

 

その点、新人看護師は、看護観が未完成で柔軟な考えをもてます。

例え前の病院を半年で辞めていたとしても、求人側は「これからしっかり教えれば、病院の期待する人材になることができる」と考えています。

これが半年退職でも「You are Welcome!」として受け入れてもらる理由になります。

 

☆半年で辞めた新人看護師でも転職先が見つかる理由

  • 慢性的な看護師不足が続く
  • 看護観が完成していない

 

でもそもそも早期退職が何故起きるのわかりますか?

これは人によってさまざまな理由がありますが、一般的に下記のような退職理由が隠れていることが多いです。

 

新人看護師の悩みと退職理由

 思い描いた未来と現実とのギャップ

社会人となり「はじめてしっかり働く」ので、今までの学生生活と社会生活のギャップに苦しむ方は多いです。

ただでさえ、知り合いもいない環境へ飛び込み、相手の性格も判断できない中で働きます。

まして誰がお局かも判別できません。

新人として「社会ルール」「病棟ルール」を指導という名の下、徹底的に叩きこまれます。

それはもう、ただただ過酷であり、自分が描いた学生生活の延長上に社会生活はありません。

社会生活をゆるく考えていた方ほど、このギャップに苦しむことになります。

 

病院独自のルール・やり方に苦しむ新人看護師は多い

病院独自のルールややり方に戸惑う新人看護師さんは多いです。

新人看護師は学生時代に嫌と言うほど看護知識や技術の基礎を学ばせられます。

足浴ひとつとってみても、湯の温度からタオルのもちかた、洗う方向、流し方などまで正確さを求められます。

ですが、実際の現場では、病院のルールに基づいた形で業務が実施されます。

学校で習った教科書的なサービスをしようものなら、「遅い!いつまでやってんの!」と激高されます。

実習中は「丁寧ですね」褒められたのに、入職すると「遅い!」と怒鳴られるのです。

新人はこのギャップに適応しなければならず、基本的な看護に徹する方ほど苦しむことになります。

 

 覚えることが多い

新人看護師の覚える仕事というのは、単純に患者を看れれば良い、看護の知識があれば良いというわけではありません。

日々の業務やさまざまな書類対応など全て理解ゼロの中からスタートして覚えていかなければなりません。

入職当初にもらったマニュアルなどがあると思いますが、物の名前や置いてある場所などはマニュアルには載っていません。

これらも覚えていかなければならないので、覚えることは山ほどあります。

その為、普段からメモ帳などをうまく活用できていない人は苦戦必至です。

指導者も最初のうちは親切に教えてくれますが、物覚えが悪いと、答えと同時に、ちくっとした一言も追加されるようになります。

 

 人間関係が疲れる

新人の頃というのは、人への気遣い半端ないです。

人間は最初の印象で、その後が決まるといったメラビアンの法則があります。

そこでの印象が悪いと、その後の予想されたバラ色病院ライフが大きく崩れることになります。

もちろん最初の印象が悪くても、盛り返す人はいます。

ですが入職半年くらいの新人には、最初の印象が全てと言えます。

看護師の仕事というのは、他職種と比べて、男女比1:9と女性が多い為、こういった人間関係の悩みというものはとても多いです。

 

いじめととれる病院での経験談です。

 口コミ
東京都:かおりさん(28歳・女性)
私が入職した病院は200床ほどの民間病院であり、入職時、看護師の新人は3人しかいませんでした。入職後、プライマリーに教わるときから、教え方の違いは感じていました。私のいないところで他二人の看護師へ手技の説明をしていたり、一度も経験したこともない手技を突然やってと言われて、「できません」といったら「何も調べてこないんだ」と怒られ、物の場所を確認するだけで、嫌な顔をされたりと、ひどい扱いをされました。同様のことを他の新人が行った時は、とても笑顔で優しく説明していたので、その違いは明らかでした。他の新人看護師も、そのことに気付いていましたが、私同様新人であったことから、当然助け舟は出してもらえませんでした。

そんなこともしっかり仕事を覚えれば終わると思って頑張ってきましたが、出勤する度に執拗にそのような対応が続き、入職後4ヵ月ほど経った頃から、そのプライマリーを見ると激しく動悸が生じるようになり、仕事後には訳も分からず涙が出るようになりました。

以降も症状はなくなることなく、結果半年で仕事を辞めることとなりました。

その後、就職したところでは、そのような接し方をされることもなく、現在5年目の看護師として働いています。

当時を振り返っても、何が原因かは未だにわかりませんが、看護師という業界は、こうした人間関係の難しさから辞めていく人は多いんだろうなと思いました。

 

 

 仕事が激務

覚えることが多くても、仕事が落ち着いているなら良いのですが、病院というところは違います。

病院といっておきながら、「ここ戦場なんじゃないの。?」というような忙しさがあります。

病棟は、業務をこなせば良いだけでなく、ナースコールや様態急変などのイレギュラーなケースも多いことから、やることが目まぐるしく変わります。

さらに半年もすると、検査出しやらOPE出しなども一人でするようになるので、その準備や知識だけでなく、タイムスケジュール通りに進ませる調整力も必要になります。

ほんとに分刻みのスケジュールで物事を考え、予測し、準備して業務を遂行していかないといけないので、業務時間中は常に集中していないといけません。

今することに集中しつつ、次々くる業務に優先順位をつけながら行動しないといけません。

自分も新人の時は、こうした時は、常に頭の中がフルに動いている感じでした。

実際に走っていないのですが、頭の中で全力疾走しているような感覚。これがほぼ毎日続きました。

 サービス残業が多い(前残業、後残業)

これは基本新人は早めに帰らすように病院で徹底指導されていますが、病院の規模によっては、新人も立派な戦力として数えなければならず、そうした比較的規模の小さい病院では、残業は当たり前のものとしてついてきます。

また勤務時間というのは決まっているのですが、緊急入院やOPEなどの時間が押したりすると、当然定時では終わらないので、そのような患者をもっている場合、当然定時では帰れません。

また基本的に業務時間中は忙しく、記録をする時間などは業務中には殆ど行えない為、勤務終了後にすることが多く、終業1~2hの残業はざらにあります。

さらに、勤務前の情報収集に関しても、新人では情報収集のポイントというのを掴めていない上、早めにきて情報収集しなけれなりません。

また電子カルテなどの場合、使用できるパソコンの台数も限られていたりして、パソコンが足りない際は先輩へ譲ったりする配慮も必要となるので、情報は先輩看護師の出勤前までにとらなければいけないといった時もあります。「席を譲ったので患者の情報をとれませんでした」は当然まかり通りません。

なので、新人の頃は始業開始1hほど前の出社は必要になってきます。

そして残業代に関しては、「業務が遅いのは新人だから~」という理由で、残業代はまず出ません。

入社後半年もいると、「いつまでも新人じゃないんだから~」「看護師としての責任をもって~」とかいうセリフも飛んでくるようになるので、定時上がりの扉は自然に閉ざされています。

ゆえにサービス残業確定です。

 休みがとれない

半年もすると、新人も一つの戦力としてカウントされること、病院の経営上、人員を余分に確保されていないこともあり、誰一人休むことができません。
休むことはその分の膨大な業務を残った誰かが背負わないといけなくなるからです。

なので基本熱発くらいでは休みません(休めません)。

「看護師として自分の健康管理を見れないのに、患者の健康見れるの?」というセリフがトマホークのように飛んできます。

また半年も勤務すれば有給休暇も労働基準法により発生しますが、そんな状況故、ほぼ使用することができません。

お飾りです。

 変則勤務がつらい

早い新人だと入職後半年ほどすると、夜勤業務が始まります。

夜勤をやるようになると、日勤だけの勤務に比べて、当然体調管理が難しくなり、生活リズムを崩しやすくなります。

また減ってはきましたが、まだ3交代の勤務形態を有する病院などの夜勤では、更に体調を崩しやすくなります。

3交代の勤務形態とは日勤、準夜、深夜といった3つの勤務時間による業務形態です。

3交代の勤務では日勤(9-18)→深夜(0-9)などの勤務形態があります。

これは日勤(9-18)で勤務した後、深夜(0-9)で出勤するというような勤務です。

この勤務形態では、日勤で残業があった時などは悲惨で、殆ど連続で業務に入っているような形になります。
人によっては自宅へ帰らずに、病院で仮眠し、そのまま深夜業務に入る方もいました。
また深夜(0:00-9:00)→深夜(0:00-9:00)→深夜(0:00-9:00)といったものや準夜(17:00-1:00)→休み(1:00-24:00)→深夜(0:00-9:00)と休みが挟まっていても、実質24hもない休みであったりと、無茶苦茶な勤務が混ざりあうものもあります。
その為、3交代の勤務形態で生活リズムを整えるのは至難です。というか、まず無理です。

こういった勤務形態が続くと精神的にリラックスする時間を作ることができず生活リズムが崩れてしまいます。

第二次世界大戦下に「睡眠妨害で自白を強いるという拷問」がありましたが、病院では同じことが平気で行われています。

一番の問題は、それが「患者のため」というスローガンのもとで、看護師スタッフに無自覚に行われているということです。

人を治療する現場で、将来的に心身薄弱になる予備軍を増やしているというのが現実です。

もちろん精神薄弱の予備軍は新人さんです。

 給料が安い

厚生労働省の調査によると、2019年度の看護師の平均年収は479万円と言われています。

ですが、公立病院などに勤めると、新人だと基本給が安い為、給料は低めです。

看護師は、他職種の20代と比較すると決して給料は低くはないですが、夜勤などの手当ても含まれてのものなので、多忙の夜勤を考えると、決して給料が高いとは言えません。寧ろ体力・精神・時間を極限まで削られるハードワークを考えると割りに合わないと考える看護師も多いようです。

 責任感が重い

看護師というものは、患者の命に直結する業務もある職種なので、高い責任感を問われます。

もちろん、それをわかって看護師になったので、今更と思いますが、今まで見ることのなかった受け持ち患者の死や、そういった状況に長くさらされることで、責任感の重圧に耐えられなくなる新人もいます。

これらが新人看護師が抱える9つの悩みです。

思い描いた現実と実際の現実とのギャップ
覚えることが多い
人間関係が疲れる
仕事が激務
残業が多い(前残業、後残業)
休みがとれない
変則勤務がつらい
給料が安い
責任感が重い

このように退職を考える理由は看護師さんによって違います。

ただこの理由に当てはまるからといって、直ぐに退職を検討しなくても良いケースもあります。

「もうやめたい・・」けど、まだ頑張っても良い3つのケース

 先輩や上司の態度に良い意味で変化を感じる

辞めたい気持ちはあっても、
「先輩やプリセプターの言葉や態度が以前に比べて棘がなくなってきた」
「以前より褒めれらるようになってきた」

このような場合は、退職を考えなおしても良いかもしれません。

もしかした今までの頑張りが認められてきたのかもしれません。

このような状態ならば、退職という決断をもう少し遅らせて見ても良いかもしれません。

 看護師として「できること」「任されること」が増えてきた

看護師として一人で任される機会が増えてきた」

こんな状態ならばもう少し頑張ってみても良いかもしれません。

やれることが増えると自信がついてきます。
自信がでてくると嫌なことがあっても乗り越えるきっかけになることがあります。

またできることが増えると、今後辞めても次の転職先でスムーズに入っていくこともできます。

このような状況ならば、辞めたい気持ちはあっても、状況は決して悪いものではないので、退職を再検討しても良いかもしれません。

 また1からスタートしたり、同期と差がつくのが嫌な人

1年以内に退職すると、次の職場でも新人として扱われることがあります。

そうなるとまた1から看護の基礎を学ぶことになります。

そうすることで、同期の看護師とどうしても技術や知識の進捗に差が出てしまいます。

そこに抵抗がある看護師さんは辞めるのを留まっても良いかもしれません。

やーこ
編集部的にはそんなこと気にする必要は全くないとは思います。長く勤めていると、年数なんて全く気にならなくなりますので・・・

また人によっては、早期退職がマイナス要因になる方も少なからずいます。

早期退職の弊害3つ

 人間関係をまたはじめから築かないといけない

早期退職だけではありませんが、退職することで、合わない上司やプリセプターに会う必要がなくなるのは嬉しい限りです。

しかしその反面、仲の良かった同僚とも顔を合わさなくなるので、どうしても疎遠になってきます。

そのため当然ですが、次の転職先ではまた初めから人間関係をつくることになります。

人見知りの人には人間関係の構築は時間のかかるものであり、結構辛いものとなります。

 

 退職癖がつく人もいる

いざ退職をしてみると、退職自体があっけなく大したことがないことに気付きます。

すると人によっては、ちょっとしたことで辞めるという退職癖が付いてしまうことがあります。

この退職癖を付けたくない人は心身に影響のない程度で引き続き頑張ってみるのも良いかもしれません。

やーこ
「退職癖」は桃鉄の貧乏神同様、つけたくはないものですね!
 新人の早期退職では病院側に辞め癖があると思われる?

全く思われません。新人看護師の早期退職は全く問題はないです。

辞める理由の重さは人それぞれ違いますので、仕事の継続がどうしても辛いなら辞めて問題ありません。

但し、気を付けないといけないのは、その後です。

正確には『退職後の次の転職先選び』は気を付けないといけません。

この選び方を間違うと、また早期退職の憂き目にあたるかもしれません。

こうなると採用者によっては「辞め癖がある」という嫌なレッテルを張っつけてくる可能性があります。
採用側は一度の早期退職は気にしなくても、二度目、三度と早期退職が続いていると、採用を躊躇します。

転職希望側がいくら退職理由の正当性を説明しても、採用側は「仮に採用して、業務を教えても直ぐに退職されるならば費用対効果に見合わない」と思ってしまいます。

これは早期退職の弊害の一つです。

 中途採用ということで、指導がないこともある

一般的な病院では半年~1年未満の退職ならば、新人として扱い、また一から教えてくれるところが多いです。

ですが、人員不足が酷かったり、病院の教育体制がしっかりしていないところへ転職すると、この指導がおざなりになってしまう場合があります。

小さな病院ほど、この傾向は強いです。

すると、足し算、引き算くらいしかわからない状態で、高校数学の問題を解かされるのと同じことが起こります。

当然、クリアできません。

結果、成功体験が蓄積されずに再度早期退職していくことになります。

ではどうしたらいいのか!?

これら全てにおいて言えることは早期退職の選択では、次の転職先が何より大切!ということです。

では、ここからは本当に悩んでいる看護師さんへ向けて、良い転職先を見つける「避けておくべき職場の特徴4つ」をお伝えしておきます。

病院探しで絶対に避けるべき特徴4つ!

 今の職場より先進的医療を提供している病院は避けた方がよい

現状いっぱいいっぱいの状況の中で、今までの病院より先進的な病院へ行くのは避けた方が良いでしょう。

理由は先進的な病院は要求される知識が医師なみに多いからです。

精神的に弱っていない状況ならばついていけるかもしれませんが、早期退職で自信を失いかけている状況ではおすすめできません。

また先進的な医療体制の整っている病院の看護師は、論理的に物事を考えることを得意としている人が多いです。

日本メンタルヘルス講師認定協会代表理事の見波利幸さんの話しで、論理的な人が多い職場は、体育会系の職場に比べて精神的不調の相談件数が多いという話しもあります。

論理的に物事を考える人が多い職場は、仕事の効率化や円滑化を図る上でとても大切なものです。
ただし、心の健康に関しては決してプラスと言えない結果がでているのは、無視できない話しです。

 規模の小さな病院は避けた方が無難

人間関係で退職を選んだ看護師さんなどには個人病院をお勧めしません。

理由は退職率の高さにあります。

「2020年病院看護実態調査」の結果によると、規模の小さな病院では規模の大きな大学病院などに比べて退職率が高いというデータがあります。

*参考:公益社団法人日本看護協会広報部の「2020年病院看護実態調査」

理由は忙しすぎたり、「看護師一人が行う範囲(業務)が多すぎる」「口うるさいお局の存在」「サービス残業どんとこいなブラックな職場環境」だったりと様々です。

もちろんこういった話しは個人病院だけの話しではありません。

ですが、データとして大病院より退職率が高いデータがある以上、次の転職で失敗をしたくない看護師さんには病床数の少ない病院はあまりお勧めできません。

 異動が多い職場は避けた方が無難

病棟内異動の多い職場というのは、心が折れやすいといわれています。

理由として、異動により
「人間関係をまた一から築かないといけない」
やっと覚えた知識や技術が活用できなくなる無力感」
「更に新しい知識や技術も学ばなければならなくなるというプレッシャー」

などで心が折れやすくなるといわれているからです。

転職前にこうした病院情報は病院側に確認しておくとよいでしょう。

聞きづらい方は、転職サイトを利用すれば確認してもらえます。
転職活動を全面サポート!【看護のお仕事】

 男性看護師が少ない病院は避ける

森永乳業の『あなたが思う、職場の男女比の「黄金比率」は何対何ですか?』といったアンケート結果によると、『働きやすい理想の環境は男7:女3』という結果が出ています。
実際のデータは以下にありますが、女の人の方が「男の人が多い職場の方が働きやすい」と思っている割合が多いことが、信ぴょう性があります。

あなたが思う、職場の男女比の「黄金比率」は何対何ですか?
男女にアンケート

  1. 7:3  346人
  2. 6:4  279人
  3. 5:5  183人

男性の回答

  1. 7:3  148人
  2. 6:4  137人
  3. 5:5  113人

女性の回答

  1. 7:3  198人
  2. 6:4  142人
  3. 5:5   70人

*森永乳業より出典

看護師は職業上、女性の方が活躍する職場が殆どのため、7:3の病院を見つけることは難しいかもしれません。
ただ働きやすいと思える職場を探すならば、極力男性が多い職場を探すことは間違いではありません。

病院以外の働き場所も知りたい方は以下の記事を読んでみてください。可能性が広がります。

病棟疲れの看護師さんへ。病院以外の転職でもっと人生を豊かに彩りをもてる仕事を紹介します。

もう失敗しない!良い転職と悪い転職の決定的な違いとは!?

 

新人看護師が希望の転職先を見付ける方法は!?

一般的に看護師の皆さんはどういった方法で転職先を見つけようとしますか?

新卒の時は、学校時代に行った実習先であったり、校内に置かれたパンフレットなどを参考にして、転職先を見つけたと思います。

ですが一度就職した看護師は、また学校に行くわけにもいかず、ハローワークや新聞の広告、スマホを用いて転職先を探すことになります。

ではこれらの業者を使う上でのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

ハロワーク

ハローワークは各地域に置かれている職業紹介所になります。住民は無料で仕事の紹介を受けることができます。

2020年3月現在、全国56,000件を超える求人数がありますので、希望の求人先も見つかるかもしれません。

ちなみに東京都の求人数において、約5,000件を誇ります。転職サイトにない案件があることもありますので侮れません。

ただ欠点もあります。

それは求人側である病院・施設側も簡単に登録できることにあります。

ブラック企業でも簡単に登録できます。
そのため、求人先がブラック企業であったという問題も起きており、公的な職業紹介所とはいえ、全幅の信頼を置くことは危険です。

また利用数の多さから、質問に対してのレスポンスの遅さも決定的です。

新聞の広告

地域の病院やクリニックなどの求人が出ていることはあり、気軽に求人先を探すことができます。

しかし広告は週に1度しか発行されず、しかも新聞をとっていないと広告を見ることもできません。

そして何より広告全てに医療系の仕事がのっているわけではありませんので、明らかに情報量が不足しています。

正直、広告で有用な情報を得られる時代は終わりました。

転職サイト

正直、今の時代は転職サイト一択です。

スマホやPCなどインターネット環境で利用することができるサービスになります。

各転職サイトによって違いますが、多いところで求人数20万件近くあり、少ないところでも1万件は超えていますので、まず見つからない求人はないと思います。

各登録求人においても、転職サイトのチェックが入っているので、ハローワークのようにブラック企業が紛れ込んでいることは少ないと言えます。

問題点は「人気のある求人などは非公開求人であることが多く、登録しないと確認できない(登録は無料)」ことや「転職サイト会社が多く、どのサイトを利用したらよいのかわからない」ということだと思います。

キャリア半年の新人看護師はどのサービスを利用したら良いでしょうか?

まずは職サイトで仕事を探して、見つからなかったらハローワークで探してみることです。

何故転職サイトを利用した方がよいのかというと、転職サイトでは、登録者ひとりひとりにエージェントと呼ばれる担当者がつくからです。

このエージェントはあなたのブレーンとなって転職を手助けしてくれます。
「人間関係の良い職場」「給料の良い職場」「残業の少ない職場」など、ありとあらゆる希望から、仕事を見つけてきてくれます。

また
・再就職に必要な履歴書の書き方や面接対応などのアドバイス
・給料交渉もしてくれる

ので、ほんとに至れりつくせりです。

何故転職サイトは見ず知らずのあなたへ協力してくれるのか?

転職サイトはあなたが求人先へ勤めることで報酬を得るからです。

結局金か。と冷ややかな目で見るかもしれませんが、このお金が動くということが大切になりす。

また、ここがハローワークなどとの違いになります。

ハローワークのようなお役所仕事では、仕事を紹介しても、職員にお金が入るわけではありません。

ハロワークは給料制です。

紹介してもお金が動かないハローワークでは、顧客ひとりひとりへの責任感がどうしても薄れます。

しかし転職サイトでは求人先へ紹介することで、報酬を得ることができるので、あなたが希望の職場を見つけることができるまで根気強く探してくれます。

またいい加減な職場を紹介することもありません。

そんなことをしたら会社の価値を落とすだけだからです。

だからこそ、各社一生懸命あなたへ仕事をもってきてくれるのです。

プロ野球選手やプロサッカー選手などが、エージェントを雇って契約交渉するのと同じです。

長くなりましたが、これが転職サイトを利用したほうが良い理由になります。

ここからはおすすめの転職サイトを紹介します。

ここで紹介する転職サイトは個人的にも利用したことがある転職サイトですので、新人看護師でも自信をもって押すことができます。

 

退職を言い出せない5つの理由~あと一歩踏み出したい看護師さんへ向けて~

転職が怖い!?でも現状維持の方がもっと怖い理由!

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東京、愛知で希望の転職先を探している方

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しかし、どんな転職サイトであっても、利用者を十分満足させることができなかったケースもあります。

ここではそんな残念だったケースを口コミを通して載せていますので、ご参考までに読んでもらえると良いと思います。
口コミ【残念編】
Oさん

結婚及び妊娠をきっかけに夜勤が多かった大学病院での勤務を断念し、家から近いクリニックへの転職を希望するためマイナビ看護師に登録することに決めました。
給与面はまぁまぁ良かったのてすが時間帯が不規則で体力的にも精神的にもきつい大学病院とは違い負担の軽い勤務地を担当営業の方に捜して貰い、2ヶ所クリニックをご紹介頂きました。
どちらも家から近く勤務時間帯が決まっておりとても魅力的でしたが、片方は応募前に既に別の方が採用されてしまいました。もう片方のクリニックにかけたのですが、妊娠していることもあり不採用となりました。
その後マイナビ看護師の担当の方とは連絡のやり取りが途絶えてしまい、再就職を断念してしまいました。もしかしたら妊婦の自分は見切りをつけられてしまったのかなと思い少しおちこみました。

 引用元:BEST WORK

口コミ【成功編】
匿名さん

転職サイトの転職エージェントさんのイメージって、とにかくがつがつしていてスピーディーに対応されているイメージでした。私は引っ込み思案で内向的でもあるので、あまりに早く進められると戸惑ってしまいます。今回マイナビ看護師に登録した後も、ヒヤヒヤしながら面談に向かいました。転職エージェントさんと一緒に入念に希望条件について確認した後、書類作成、面接対策、普段の連絡のやりとり、条件交渉等採用までのステップを1つ1つ時間をかけて進めていただきました。速さだけで転職の成功は決まらないというコンサルさんの言葉にとても信頼性を感じ、最後まで二人三脚で頑張りました。
転職先とのご縁も無事に結びつきほっとしていますが、転職エージェントさんとのご縁にも大変感謝しています。がつがつ進まれていたら、途中で放棄しかねなかったので、最後まで辿りつけたのは転職エージェントさんあってのことだと思います。

引用元:BEST WORK

口コミ【成功編】
Kさん(20代・女性)

当初マイナビ看護師は、会員登録をせずに利用していました。それだけでもたくさんの情報が集まりましたが、誰かに転職のことを相談したくなり、思い切ってマイナビ看護師に登録することにしました。予想通りマイナビ看護師では、キャリアアドバイザーがついてくれて、徹底的に私の話を聞いてくれました。キャリアアドバイザーと徹底的には足あった耐え自分自身の気持ちを再整理することができました。さらには、自分自身のストレスも解消された気がします。よく話した上で、転職先を選んでもらったため、私にとってかなり的を得た転職先を紹介してもらえました。私は、転職活動に少々不安があったのですが、キャリアアドバイザーが面接対策などを教えてくれたので、安心して就職試験に臨めました。その甲斐があってでしょうか、無事に転職することができました。

 引用元:BEST WORK

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利用数 5
サイトの扱いやすさ 4.5
プライバシーへの対応 4
総合おすすめ度 SS

こんな方へおすすすめ。

一生勤めていたいほどの満足する職場に出会いたい方

病院だけでなく精神科やクリニックなどのお仕事も探している方

東京都で条件の良い転職先を探している方

企業看護師として働いてみたい方

きっと満足する仕事があります。

 しかし、どんな転職サイトであっても、利用者を十分満足させることができなかったケースもあります。
ここではそんな残念だったケースを口コミを通して載せていますので、ご参考までに読んでもらえると良いと思います。
口コミ【残念編】
Mさん(20代・女性)

総合病院で人間関係に疲れて転職を決意。
看護のお仕事に登録して、コンサルタントとの相性も良かったので、安心して転職活動に取り組んでいました。書類作りや面接対策などの準備もどんどん進んでいったので、採用まで早いんだろうなと感じていました。
再び職場の人間関係で悩まされるのは嫌だったので、提示された求人情報も全て信じようとはせず、何度も何度もコンサルタントに確認しました。いくつか挙がった候補の中からクリニックを選び、うまく採用まで行き着きましたが、実際に入職してみると、提示された職場環境の情報と現実がかけ離れていて、また人間関係に悩むことになってしまいました・・。
転職には美談がつきものですが、失敗例もあるのをお忘れなく。

 引用元:BEST WORK

口コミ【成功編】
Kさん(女性)

私の出した条件は、残業が少ないこと、車で30分以内、託児所がある、病院病棟で働きたい、教育がしっかりしている、今より基本給は3万円以上あげてほしい、というもの。
また、前職での不満や転職に対する不安も話を聞いてくださいました。条件を伝えるとすぐにいくつか候補を挙げてくださいました。
自分でも探してはみますが掲載されていないもの見逃しているものもあり、コンサルタントさんが条件に合わせてピックアップしてくれることは助かりました。ピックアップのなかから気になる施設を伝えるとさらに詳しく施設の雰囲気などを教えてくださいました。
そして、見学・面接の日程を調整してくださり、自分の経験や希望を踏まえた履歴書の書き方を提案してくださいました。
また施設ごとに、どのような面接でどのような質問があるか知ることができ事前準備ができました。面接もスムーズに行え、内定も数日のうちに返事を頂くことが出来ました。テンポ良く転職活動ができたと思います。
多分、自分ひとりだったらこうはいかなかったのではないかと思います。初めてでしたが利用して良かったと感じます。

引用元:BEST WORK

口コミ【成功編】
Mさん(20代・女性)

転職を考えていたときに、こちらの看護のお仕事を見つけました。
こちらは24時間電話でサポートしてくれるところがいいなと思い、登録しました。
昼間は仕事中だったり、休みの日の昼間は出かけてしまうことが多かったので、実際電話で相談するときは夜の遅い時間帯が多く、大変助かりました。
夜勤などもあって生活が不規則の中、転職活動をするのは結構大変でした。
ですが、コンサルタントさんが面接の日など私の都合のいい日に設定してくれたり、できるだけ希望に合った求人を紹介しようとしてくれたりと、とても頼りになる方でした。
しかも、採用が決まった職場の勤務開始日から働くのがどうしても難しく、それを相談したら、勤務開始日をずらしてもらえました。ダメもとで相談したので本当に助かりました。
転職を考えてる方には「看護師のお仕事」をオススメします☆

引用元:BEST WORK

精神科病棟は一般病院に比べて、オペや検査などがない分、穏やかに時間が流れることが多いです。

その為、新人看護師でも問題なく勤めることができます。

口コミ

東京都:YUKOさん(27歳・女性)
私は27歳で看護師になった社会人経験の看護師です。以前勤めていた病院では、年下の指導者から言われないことで目をつけられて、体調を崩して半年で退社してしまいました。

その後、キャリア半年ということもあり、仕事があるのか心配でしたが、友達から教えてもらった看護のお仕事という転職サイトで仕事を見つけてもらうことができました。

現在、私は精神科へ勤めています。

キャリア半年で辞めてきた自分にも先輩は優しく接してくれて、仕事も丁寧に教えてくれるので、とても毎日楽しく仕事ができています。

新人ナースにも精神科はほんとにおすすめです。

仕事内容などは別記事を御覧ください。新人でも年収ベース500万以上見つけてもらうことも可能です。

筆者も看護のお仕事
で、精神科病院を紹介してもらい現在も働いています。

いろいろなサイトへ登録しましたが、精神科病院に関しては、このサイトが一番求人数が多く対応も親切でした。

因みに自分は休日120日以上、残業なしで年収550万で働けています。

現役看護師が伝える転職前にしっておきたい精神科の仕事内容

育休明けや一般科の看護師へ。精神科病棟の特徴教えます。

さいごに

キャリア半年となると不安に感じて、いまいる職場で我慢する新人看護師もいると思います。

確かに「我慢で今死ぬほど悩んでいる問題が乗り切れる」のなら、それもありだと思います。

でも、我慢し続けて体調を壊す可能性を感じるなら、勤め続ける必要はないと思います。

また休職をすすめする方もいますが、今までの経験上、求職後に復職しても、殆どの方は半年もたずに辞めていきます。

それなら新しい病院を探して、再就職して、新しく未来を築いていく方が時間的にも精神的にも建設的だと思います。

とにかく無理だけはせず、自身のキャリアを歩んで行ってほしいと思います。

今後、あなたが今よりもっと笑って過ごせる毎日が来ることを陰ながら応援しています。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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